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仮面の道 (ちくま学芸文庫)

仮面の道 (ちくま学芸文庫)

仮面の道 (ちくま学芸文庫)

作家
クロード・レヴィ・ストロース
山口昌男
渡辺 守章
渡辺 公三
出版社
筑摩書房
発売日
2018-12-11
ISBN
9784480096470
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仮面の道 (ちくま学芸文庫) / 感想・レビュー

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スイ

北米西海岸に点在するネイティブアメリカンの各部族の仮面の類似と差異からの思考。 難しい…けど面白かった。 他の文化に対する同意や批判から、文化が発達する。 同時代の異文化間という横の関係でもそうだし、同地の年代という縦の関係でもそう。 たった一人の独立した芸術などはありえない、という箇所に頷く。 これまでの積み重ねを学んでこそ、新しいこともできるんだよね。

2021/03/13

塩崎ツトム

北米西海岸の先住民が用いる仮面の対立構造や、それに付随する神話から、模倣と伝播、そしてわずかな改変という、文化や創作の本質を読み解く。

2020/06/07

蓼 tade.

レヴィ ストロースのアクロバティックな思考。 刺激的です。ただ、やや難解ではある。ビートに乗る感覚で繙読すると宜しいかと思われる。ので、ドラムンベースを聴きながら読みました。

2023/07/08

OjohmbonX

北米西海岸のネイティブアメリカンに伝わるお面の意味を浮かび上がらせていく営み。こうしたお面を博物館で目にする機会はあっても、単にフォルムが面白いとか力強いなくらいにしか考えたことがなかった。面の特徴を抽出して、神話の構造との対応関係や、近接する地域の面の特徴との対立関係など、意味の体系を構築することで、「どうしてこの面がこうなのか」が見えてくる。「なぜ口を突き出しているのか」「なぜ目が落ち窪んでいるのか」等、一つ一つの意味が浮かび上がってきてスリリング。

2020/04/18

mkk

「ある集団から他の集団へと、造形的な形が保有されるときには、意味上の機能は逆転する。反対に、意味上の機能が保有されるときには、造形的な形の方が逆転する」が核心。構造の抽出という作業は興味深い一方で、かなり解釈主義的な印象。

2021/01/05

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