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土門拳 写真論集 (ちくま学芸文庫 ト 14-1)

土門拳 写真論集 (ちくま学芸文庫 ト 14-1)

土門拳 写真論集 (ちくま学芸文庫 ト 14-1)

作家
土門拳
田沼武能
出版社
筑摩書房
発売日
2016-01-07
ISBN
9784480097118
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土門拳 写真論集 (ちくま学芸文庫 ト 14-1) / 感想・レビュー

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hitsuji023

たまに写真を撮ったりする程度なのだが、何か参考になるのではないかと思い手に取った。とにかく写真評が熱い。この本にあるのはほんの一部なのだろうが賛辞もあれば酷評もありで、さぞ写真家たちは盛り上がったことだろう。この写真への情熱に加え、エッセイもうまい。講演も笑いが起きているところからして、話もうまかったようだ。なかなかに魅力的な人物。肝心の写真についてはアマチュア写真家について書かれているところを参考にして、あとは土門拳の情熱の何パーセントかでも身につけて撮影してみたい。

2023/03/12

代理

文章が爽快。ただ、批評されてる写真が載っていない場合があってそれは非常に不満。「カメラはカメラであり、決してペンの代用品ではない」。絵葉書ではなく、退屈な記念写真でもなく、情緒的逃げでもない写真を撮ることのむずかしさ。

2016/09/14

Simon Dazai

日本を代表する写真家土門拳による誌上の写真選評をまとめたもの。これほどまでに丁寧にそして熱意を持ってアマチュア写真家への指導をした写真家は彼以外にいない。この選評の他にさらに重要なのが土門拳のリアリズム写真に対する評論。日本におけるリアリズム写真を頂点へと導いた彼の写真に対する考えをこの一冊で読み取ることができるのはなんと素晴らしいことか。まさに昭和の傑物と言うべき「土門拳」の哲学は、写真を撮る者なら一度は触れるべきである。

2016/12/15

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