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村上春樹の短編を英語で読む 1979~2011 下 (ちくま学芸文庫)

村上春樹の短編を英語で読む 1979~2011 下 (ちくま学芸文庫)

村上春樹の短編を英語で読む 1979~2011 下 (ちくま学芸文庫)

作家
加藤典洋
出版社
筑摩書房
発売日
2019-10-10
ISBN
9784480099464
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村上春樹の短編を英語で読む 1979~2011 下 (ちくま学芸文庫) / 感想・レビュー

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佐島楓

下巻を読み切るのにはそんなに時間がかからなかった。村上春樹という作家は、もしかしたら読者のためというより自身のために小説を書いている部分が大きくて、それが結果的に読者にフィードバックされているのではないか。そう思ってしまうほど、自己治癒的なテーマの分析があったように感じた。自分自身を掘り下げていかないと物語の源泉にはたどり着けない。その方法が読者への共感を生むということなのだろう。非常に納得のゆく、愛情あふれる評論だった。

2019/11/09

mitu

ずっと気になっていた『レーダーホーゼン』の解釈が下巻だったので、上巻は殆ど読まずに返却してしまい、上下巻通したことは解らないので解る範囲で注目したことを備忘。スルーどうぞ。     ⓵村上春樹は短編と長篇の違いに極めて自覚的な小説家です。一方、長篇は、後年の長篇になるに従い、自分にとってのわけの分からなさが手掛かりになるという要素が強くなります。村上氏は私淑していたレイモンド・カーヴァーにも似て、自分の作品にその後も手を入れる作家として知られています。発表時の作品を長くした、あるいは執筆初期の形に復元⇒

2020/02/09

ラウリスタ~

「レーダーホーゼン」分析がすごい。英語で読んだ授業参加者のレポートで「レ=女性器」であるという主張がなされ、加藤は驚く。フェミニズム第一世代とその娘の、女としての共感と娘として愛されなかった反発。上野らの村上=反フェミ批判に対し、村上がより深くフェミニズムを掘り下げていると示す。「沈黙」は、いじめ問題への関心から、全国の学校で副読本として読まれてきたが、加藤は批判的。村上の知性を持ってしても、「本物・偽物」という安直な二項対立(80年代の文壇からの総攻撃に対する個人的な恨みの表出)から脱げだせていない。

2019/12/12

山ろく

感想でも紹介でもない。留学生への講義で英語テキストを使ったことがきっかけでも翻訳のアレコレが主眼なのではない。やれ、面白かったつまらなかった作者は何が言いたかったのかと読者は言うけれど「作品に込められたメッセージに作者自身も意識的であったとは限らない」として、いくつもの短編を年代順に追いかけながら長編との対応を探り、作者の個人的体験や時代背景に照らしつつ読解していく。私自身よくわからずに読み飛ばしていた(のだとはじめて気づいた)作品にあらためて意味付けをしていく文学評論の推論の大胆さと緻密さに驚かされる。

2020/07/05

v&b

掟破りの逆順読みで、品川猿の章から読む。 感想は後ほど。

2020/05/03

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