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ちくま哲学の森 4

ちくま哲学の森 4

ちくま哲学の森 4

作家
鶴見俊輔
森毅
池内紀
安野光雅
井上ひさし
出版社
筑摩書房
発売日
1990-03-01
ISBN
9784480300041
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ちくま哲学の森 4 / 感想・レビュー

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hitsuji023

「朝鮮での私の生活」金子ふみ子「歴史の効用と楽しみ」E・H・ノーマン「「ジャーナリズム雑感」寺田寅彦がいい。後半の哲学は難しくて途中で諦めた。井上ひさしの解説という名のエッセイが意外とよかった。世界を見るということだがいろんな世界がある。

2021/10/24

Haruka Fukuhara

マーク・トウェインの「長男と長女のこと」を味わい深く読んだ。ヴァレリーの文章は難解だった。寺田寅彦の「ジャーナリズム雑感」も面白かった。何か別の専門を持って文章も一級品という人の書く文章はどこかゆとりがあって魅力的だと思った。

2017/02/08

Ted

'11年10月刊。(底本'90年2月)洋の東西や時代を問わず、随筆や評論のアンソロジー。玉石混交だが『朝鮮での私の生活』(金子ふみ子)は痺れた…。今の“いじめ問題”など吹き飛んでしまうような内容。昔はタフでなければ生きられなかった厳しい時代だったのだ、ということを想像しよう。あとがきの『支配人物語』(井上ひさし)も本物の経験から生まれたインパクトの強いエッセーでよかった。ヨーロッパの哲学者の評論は翻訳と予備知識の問題で意味不明。『俘虜記』(抄)を読んで大岡昇平の文章はつくづく読みづらく文才がないと再認識。

2017/05/09

Arowana

ひとりの人間が生涯で世界について体験を通して知りえることはごく一握りだろう。疑似体験なら書物を通して頭の中の世界を拡大することもできるだろう。限界はあるが。実体験であれば、日常から非日常への飛躍が必要となる。「発見」の契機にも受動と能動とがある。前者は招かざる非日常であるし、後者は意志の力で自ら飛び込む非日常である。いづれにしても必要となるのが、変わらない日常からも非日常を見出すことのできる感受性であろうと思う。

2012/05/25

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