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稲垣足穂コレクション 5 (ちくま文庫 い 53-5)

稲垣足穂コレクション 5 (ちくま文庫 い 53-5)

稲垣足穂コレクション 5 (ちくま文庫 い 53-5)

作家
稲垣足穂
萩原 幸子
出版社
筑摩書房
発売日
2005-05-01
ISBN
9784480420305
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稲垣足穂コレクション 5 (ちくま文庫 い 53-5) / 感想・レビュー

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ぜっとん

少年愛っちゃ少年愛だけどこれはどっちかというとA、おしり愛のほうが本当じゃないか。どういうことだ。題名詐欺だ。面白いからどうでもいいけど。解説が蜂飼耳さんだった。

2015/01/21

内容的には「少年愛の美学」では無いのですが(苦笑)それもタルホ先生独特の表現、主張なのです。創作では短編の多いタルホ先生。ところがこの随筆のボリュームったら!AVPでここまで発想を広げてくるとは参りました。時代の変化で微妙な所もありますが、それも楽しんで行きましょうね!

2017/10/11

am

再読。解釈は違えど問題の本質を捉えているという点では現代の同性愛問題や小児愛の問題と同等以上の問題意識を抱えていると読める。当然趣味趣向に関する話題も多く点在するが、結局のところVPA感覚の相違や優劣に関する話題に終始する。一貫して美学に関する書であり、つまりは美しいとはどのようなものであるか、だ。日本および諸外国における少年愛の盛隆を示してなぜ少年愛が存在したのか、少年はなぜ愛されるのか、A感覚がVPとどのように違うのか、少年愛と青年愛・異性愛のもつ決定的な違いなどについて明確に終着点を規定している。

2009/10/07

ほたぴょん

趣味性が高い本だというのはわかってはいたが、予想を越えて趣味性が高かったので読むのに苦労した。大体ずーっと同じような話が続く、と言ったら足穂には叱られるだろうけど、まあそんな感じでした。基本的には美の至高は少年の美で、快楽の至高はV感覚P感覚ではなくA感覚であると、まあそれを繰り返し繰り返し説いてくれる本です。

2015/08/10

利一

全てをA感覚につなげて論じるというのは本当だった。この世の全てはA感覚に基づいているとい足穂翁の熱血ぶりには笑うことしばしばであるが、ネタだと思って気を抜くと論についていけなくなるなど、なかなか侮れない評論。

2013/03/08

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