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同日同刻―太平洋戦争開戦の一日と終戦の十五日 (ちくま文庫)

同日同刻―太平洋戦争開戦の一日と終戦の十五日 (ちくま文庫)

同日同刻―太平洋戦争開戦の一日と終戦の十五日 (ちくま文庫)

作家
山田風太郎
出版社
筑摩書房
発売日
2006-08-09
ISBN
9784480422477
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同日同刻―太平洋戦争開戦の一日と終戦の十五日 (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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鉄之助

地道に「事実」だけを積み上げた、画期的な1冊だった。山田風太郎が、まえがき、で宣言している。太平洋戦争を語る手段として、「真実ないし事実と思われる記録だけをもって再現してみたい」。広島に原爆が投下された昭和20年8月6日、同じ日に青森県三沢基地では、陸軍空挺隊などがテニアンやサイパンに強行着陸しB29やガソリンタンクを焼き払う訓練をしていた。何とその攻撃手段が、オートバイと自転車! おまけに、この訓練を高松宮や小沢司令長官が視察していた、のだ。日米の、この何たる落差。何万語を使い語るより事実の重みを感じる

2019/02/17

かのこ

太平洋戦争が始まった昭和16年12月8日と、最後の15日間の、天皇、陸海軍部、市井の著名人たちの記録をまとめたもの。 人の死に際をいっぱい集めてみたり、“戦争”をこんな形で浮き上がらせたり山風先生の発想力とタイトルの創造力には毎度驚かされる。 原爆慰霊碑の文句を書いた教授ですら、開戦のニュースに万歳を叫んだ。確かに戦争が正義・正解であった時代があったんだなと。 とても濃い内容で、一読では全てを追いきれなかったので、また読み返したい一冊。

2021/02/01

みっちゃんondrums

太平洋戦争開戦の1941年12月8日と、1945年8月の終戦までの15日間の人々の記録。開戦の日に合わせて昨年12月に読み始めたはずが、終戦の項、特に広島に原爆が落とされた8月6日から読み進められずにいた、つらい悲劇が予想されて。山田風太郎は資料から証言を抜き出して淡々と書き連ねているだけなのだが、生々しい記録となっている。今、読んでいてさえも、さっさと無条件降伏を受諾して、ソ連に攻め込ませるな、これ以上原爆を落とさせるな、と訴えたくなる。なおも本土決戦、一億総玉砕を唱える者たちの愚かさが悲しい。

2022/06/27

こぺたろう

時々ちょっとずつ読み進めて読了。最後の章で引用されている手記にもありますが、戦争に行って亡くなった多くの人は、「普通の町の人」なんですよね。一般向けに、こういった記録がまとめられたことは意義深いと思います。

2019/09/08

ひこまる

当時の日記、記録のみで太平洋戦争開戦の1日および終戦の15日を描いたドキュメンタリー。書き手の山風の感情が廃されているので(ツッコミは少々あるが)最初の1日は実は英米に勝てるのではないか、最後の15日は本当に終戦できるのかと手に汗を握りながら読み進めていた。ここまで大量の資料を収集した山風に脱帽するとともに、こういった後世の手垢がついていない当時の生の記録こそ現在の人間が読んで学ばなければならないのではないかという思いを改めて強くした。特にラストの大佛次郎の文章はあまりにも重過ぎる。

2012/10/14

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