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整体。共鳴から始まる: 気ウォッチング (ちくま文庫 か 48-2)

整体。共鳴から始まる: 気ウォッチング (ちくま文庫 か 48-2)

整体。共鳴から始まる: 気ウォッチング (ちくま文庫 か 48-2)

作家
片山洋次郎
出版社
筑摩書房
発売日
2007-06-01
ISBN
9784480423306
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整体。共鳴から始まる: 気ウォッチング (ちくま文庫 か 48-2) / 感想・レビュー

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Salsaru

野口整体系の本は、身体というより思想な気がする。「何にしろ“待つ”ということは難しい。どうしても余計なことをしたり、言ったりしたくなるもので、慌てて何か仕掛ければ、もっとも大事な“手助け”のタイミングを失う。」

2014/01/20

らじとり

近代ー現代の社会とそこにいきる人間が抱える問題への、人間の一番ベーシックな場所=身体からのアプローチ。著者は菊地成孔の整体の先生です(菊地さんの解説文も素敵)。身体性から社会をみたときの批評がもつ射程の広さ、精確さがヤバい。過食、ファッション、音楽、免疫、教育など非常に話題が豊富で、整体/気ってのはこんなに「使える」んだなあと。新しい世界の見方がインストールされた気分。整体のハウツーでもあり、良質かつ難解でない思想書としても読める。今まで読んだ本のなかで十指に入るくらいには素晴らしい。

2016/03/24

らじとり

再読。気を「不思議パワー」としては扱いません、というところがよい。「共鳴」や「集中と発散」という鍵概念で身体から家族、社会までを縦横無尽に論じる。あと二回は読んで自家薬籠中にしたい。

2018/07/22

fonfon

人が生きているということの裏側には必ず他者との共鳴がある。それなしに生きていくのは不可能である。言語によるコミュニケーションは共鳴的な場を保つための表技であり、共鳴的な場を創り出す「間合い」をつかむ裏ワザとしての「体術」が必要とされている。共鳴性の高い人をみつけ、大事にすれば社会の「気」の流れ、人と人との関係はずいぶんとよくなるだろう、と。菊池成孔解説。面白かった!

2011/09/16

ひろみん

片山洋次郎さんの本が大好きなのですが、この本が一番好きです。抽象的な表現が多いので好き嫌いが分かれそうですが。整体を通して今の世の中を感じ、洞察し、本質を捉え、片山さんなりの言葉遣いで表現しているところが非常に興味深いです。片山さんの著作の中でよく出てくる『体癖』『過敏体質』について、一番詳しく書かれています。私もおそらく過敏体質なので、すごく参考になりました。

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