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百物語怪談会 (ちくま文庫 ふ 36-5 文豪怪談傑作選 特別編)

百物語怪談会 (ちくま文庫 ふ 36-5 文豪怪談傑作選 特別編)

百物語怪談会 (ちくま文庫 ふ 36-5 文豪怪談傑作選 特別編)

作家
東雅夫
泉鏡花
出版社
筑摩書房
発売日
2007-07-01
ISBN
9784480423344
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百物語怪談会 (ちくま文庫 ふ 36-5 文豪怪談傑作選 特別編) / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

「虫の知らせ」と呼ばれるものを扱った作品が多かったと思います。怖いというより、哀しいけど不思議という感じでしょうね。「狸には克己心で打ち勝ったので動じない心を持てば大丈夫なのだ」という話に思わず、笑っちゃいました^^押絵を誰が描いているのか気になります。

2013/03/23

かわうそ

どうしても似たようなパターンの話が多くなるけれど、これぐらいの分量なら飽きることもなくそれぞれの語り口を楽しめる。夏の暑い時期の息抜き読書にちょうどいい感じです。

2016/06/29

meow3

今の時代にないこの空気感がよいのです。薄暗い日本家屋、夜の闇にランプや行灯、提灯の明かり、秋雨、冬の入り日、縺髪、鐘の音、火の玉、石塔、首縊り、按摩笛等々。素敵なのは菜の花や蓮華草が咲き乱れる中の嫁入り行列、日のさす中沛然と降る金銀の絹糸のような雨。これぞ日本の原風景。

2021/11/14

花々

一つ一つが短い、聞き語りふうの怪談がたくさん。湿っぽい幽霊話がいいですね。その中にあっては異質な、エッセイ風味の『怪談の話し方』は、筆者である、きよし氏がこれでもかと西洋幽霊をけちょんけちょんにこき下ろしていて、逆に少し可笑しくなってしまい印象に残りました。

2018/01/03

あくび虫

日本の怪談話の持つ、じめじめと纏わりつく質感、好きです。筋書きとしては特に怖くも何ともないのに、どうしてか読んでいるとぞくりとします。――階段は似たようなエピソードが頻出するところが興味深い。

2018/07/01

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