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人生を〈半分〉降りる: 哲学的生き方のすすめ (ちくま文庫 な 27-4)

人生を〈半分〉降りる: 哲学的生き方のすすめ (ちくま文庫 な 27-4)

人生を〈半分〉降りる: 哲学的生き方のすすめ (ちくま文庫 な 27-4)

作家
中島義道
出版社
筑摩書房
発売日
2008-01-09
ISBN
9784480424129
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人生を〈半分〉降りる: 哲学的生き方のすすめ (ちくま文庫 な 27-4) / 感想・レビュー

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♪みどりpiyopiyo♪

以前読んだ本。■雁字搦めで「ここから出なくちゃ」と思うとき、適切な援助を得られたら幸いだけど 得られない事もあるよね。そんな時には、「どこを目指すか」はさて置き、取り敢えず障壁を崩し足枷を振り切る事も時には必要で。目指す道を考えるのはその後でも出来るしね。■この人をはじめ、色んな人の様々な考え方に助けられ、鎖を解き、外へ出られたからここまで来れたんだよなぁ。■私にとって過去の恩人みたいな本です。「あなたのおかげで、あなたが必要無くなりました。ありがとう」 ( ' ᵕ ' )

WATA

共感する部分もあれば、まったく共感できない部分もあった。実践してみたいと感じたのは、自分の人生にひととおりの勝負がついたら、その後は自分のやりたくないことを減らしてやりたいことをする時間を増やす、という考え方。違和感を感じたのは、こういう人生はよくない、こういうのもよくない、と他人の生き方を否定する文章が多いこと。著者が本当にやりたいのは半隠遁であり、他人と距離を置くことであって、他人を否定することではないはず。著者自身が、本書で語っている理想の生き方にまだ到達できていないのではないかと感じた。

2014/03/18

踊る猫

中島義道が描く人間模様(大学の教授連や家族たち、あるいはカントやニーチェの人間像)はどこか筒井康隆『文学部唯野教授』的な俗物の見本市のようで、そして中島義道という人だって半隠遁生活を薦めるわりに立派な・生粋の俗物である。いや、ぼくだってそんなことを言い出せば隠遁なんてできるわけもないのにこんな本をしゃぶるように読んで癒されるのだから「オマエモナー」なのだけれど、中島義道の書くものの底力とはそんな感じで聖人君子や完璧超人になることをあきらめて底知れない俗を生きることを残酷に、かつ優しく諭してくれることにある

2024/02/14

読書ニスタ

再読。読んだことすら覚えていないが、実践していることが多い。人付き合いもかなり削ってるし(最初からない)、嫌われることも厭わない(が、嫌な顔をされると人並み以上に傷つく)、やりたいことをやるためには、親とも距離を置くべき、とか納得。諦観であり、不幸をそのまま受け入れる生き方かな。 個人的には、断捨離しつつ、また、新たな人間関係とかを膨らますことも必要かと。吸って吐いて吸って吐いてを繰り返して、今でない自分になるのではないか。 中島敦の名人伝の如く、弓を見て何これ? って言うのが、私の心象風景。

2019/09/16

ナチュラ

題名の人生を半分降りるとは、半分隠遁すること。完全に隠遁してしまうと仙人のような生活になってしまうので、半分 人間関係や社会のしがらみから降りて自分のことを考える。哲学的思考をもつことをすすめている。まだまだ惑うことの多い40代の私には とても共感できた。 中盤の哲学的な内容は頭に入りにくかった。

2017/07/18

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