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ちくま日本文学019 永井荷風 (ちくま文庫)

ちくま日本文学019 永井荷風 (ちくま文庫)

ちくま日本文学019 永井荷風 (ちくま文庫)

作家
永井荷風
出版社
筑摩書房
発売日
2008-07-09
ISBN
9784480425195
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ちくま日本文学019 永井荷風 (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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優希

自分を模索しているような雰囲気を感じました。

2022/02/19

優希

再読です。時代の空気感を感じる作品でした。自分を模索する様子を描いているのに興味を惹かれます。古き良き日本の風景も見ることができました。

2023/10/26

佐島楓

アメリカとフランスに滞在していた荷風は、常に孤独を感じていたのではないだろうか。人種的、文化的な差異以上に、心情的に独りではなかったか。日本で綴られた文章の安定感を見ると、そう疑いたくもなってくる。当時としては実に変わった人物だったに違いない。その変わったところが武器にもなり、しかも誰よりも日本人らしい日本人だったのだろうと思う。

2013/01/02

nightowl

長生きした中から、明治末期〜終戦までの時代の空気を感じる選集。最後まで読み終えると、ひとつの時代が変わる流れを感じるよう。外国滞在時は愚痴りつつ、日本ではのほほんと散歩しながら穏やかに暮らしていた世界がきな臭くなるのを「花火」辺りからじわじわ解り始めるのが怖い。晩年の作も読みたくなる。解説は...荷風の危機感を感じ取っておらずちょっと気が抜けている...

2022/03/26

ゆきだるま

永井荷風をたぶん初めて読んだ。アメリカ、フランス、と留学して、自分の生き方を模索してる様子、それが随筆や小説に書かれてて興味深く読んだ。あと『すみだ川』はレビィ・ストロースが触れてて、たしかに古きよき日本の風景描写がよかったな。「日和下駄」は東京散策記。テレビ番組にもなりそうな。道、植物、水、寺、路地、空き地、崖、などなど。たびたび、古きよき日本の風景が失われてゆく、みたいに書いてて、いまの東京を見たらどう思うだろう、と思った。

2020/11/23

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