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鏡花百物語集―文豪怪談傑作選・特別篇 (ちくま文庫)

鏡花百物語集―文豪怪談傑作選・特別篇 (ちくま文庫)

鏡花百物語集―文豪怪談傑作選・特別篇 (ちくま文庫)

作家
東雅夫
出版社
筑摩書房
発売日
2009-07-08
ISBN
9784480426185
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鏡花百物語集―文豪怪談傑作選・特別篇 (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

このシリーズでは鏡花の作品集はすでに出ており、今回は主に鏡花が出席した怪談会とその話を物語にして収めています。また、芥川龍之介が参加した怪談会、柳田國男が参加した怪談会などの話を読んでいると結構楽しくなります。このようなアンソロジーは本当に珍しいと思うし、また貴重でもあるのではないでしょうか。

2015/03/12

藤月はな(灯れ松明の火)

オバケの隊長とも称されていた泉鏡花が参加した怪談会の記録とその話を彼なりに物語にした作品の集成。屏風覗きなどのオバケ話もあれば幽霊話も有りの楽しい怪談集です。特に泉鏡花が絶賛した喜多村緑郎の伊勢での話の海へずんずん、向かう江戸褄着物の女の描写はこちらも艶やかに目の前に浮かぶほど。芥川龍之介が主にドッペルゲンガーの話をしていますが、彼の自殺前の私小説とも言える晩年の作品でその現象が取り上げられている附合を思うと背筋が薄ら寒くなるものがあります。泉鏡花作品で御馴染みの小村雪岱の絵も収録されているのが嬉しいです

2013/04/02

澤水月

関東大震災怪談を芥川ら文人と語らい「わー!」と立ち上がり走り回りたく。被災何と半年! 他にも日露従軍怪談…演習を仮病でサボってる間に「同じく病気でない病人達」(たくさん仮病!)とお化け見物とか! 第二次よりはカリカリ感少ないのか?が死地に向かう古参のいじめも。でも兵隊話が妙に呑気だ。長谷川時雨直縁の人の死に纏わる話に大笑いとか全体に不謹慎…いや今が窮屈なのか、割といつの時代も怪奇者は同じ考えなんだなぁ。鏡花生地金沢に持ち込みつつ1点失敗は本人筆が少ない(続

2015/09/28

ぜっとん

浮舟は俗世界が語りによって異界に塗り替えられるいつものアレが、露萩は、蜻蛉が、きれいだ。愉しげな怪談会のなかで出た、ちょっとした怪談話からこれだけの玄妙味ある怪奇譚に仕上げてしまうのだから、矢張凄い。ところで、柳田氏や鏡花自身のはなしぶりなんかからも人柄が感じられて面白い。東雅夫のアンソロジー、見事なり。夏にまた読もう。

2013/03/21

nora

大正期の名だたる文人墨客名優たち(泉鏡花・柳田國男・芥川龍之介・喜多村緑郎・菊池寛など)がお化けや奇談を楽しく(?)語り合うなんとものんびりした読み物。ここで語られるお話のいくつかが鏡花の妖艶な作品になるとは・・・その創作の秘密の一端がわかるかも。

2009/08/12

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