ちくま文学の森3巻 変身ものがたり (ちくま文学の森 3)
ちくま文学の森3巻 変身ものがたり (ちくま文学の森 3) / 感想・レビュー
N田
今まで読む機会の無かった有名作がけっこう収録されていた;高野聖、壁抜け男、山月記等。洋物と和物が決定的に違う。何読んでも半端なコクトー。コクトー好きはたぶんこの半端さが堪らないんだろう。このシリーズ、編者の拘りみたいのが出てるが、この本は無難な選択だと思う。
2016/02/27
naoco
読んだことがあるけどこうやってテーマで集められるとまた違う魅力が!人間椅子、懐かしいけど怖い。。
2020/05/01
きっち
《変身》をテーマにした短編アンソロジー。21編収録。 既読のものも多いのだが、それも含めてベスト5は、「高野聖 / 泉鏡花」「死霊の恋 / ゴーチエ」「山月記 / 中島敦」「風博士 / 坂口安吾」「猫町 / 萩原朔太郎」の5編。 やはり日本語の良さを堪能できる作品に軍配があがるなあ。文章力の凄さでは、泉鏡花が頭ひとつ抜けてるような気もする。 それにしても、みんな、さすがに文学史に名を残しているだけのことはある(←なんかエラソーに言ってますが)。
2019/01/19
渋江照彦
変身にまつわる東西の物語を集めた一冊となります。読んだ事がある作品が多いですが、読んだ事の無い作品もあったので読んで良かったなと思います。個人的には坂口安吾の「風博士」やゴーゴリの「鼻」、太宰治「魚服記」、泉鏡花「高野聖」、ゴーチエの「死霊の恋」辺りが好みでありました。
2014/11/02
ゐ こんかにぺ
変身もいろいろ。望んで変わった場合も望まずになった場合も、存在が根本的に代わってしまうことも、愉しみのために一時的に存在を変えることも。案外奥が深かった。
2012/10/15
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