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張形と江戸女 (ちくま文庫)

張形と江戸女 (ちくま文庫)

張形と江戸女 (ちくま文庫)

作家
田中優子
出版社
筑摩書房
発売日
2013-05-08
ISBN
9784480430564
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張形と江戸女 (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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Koning

菱川師宣の床の置物というたぶん世界に1冊だけ見つかった稀覯本を見つけた編集者がこの人しかいないと著者に頼んで書いてもらうことになったらしいのだが、そっから例のBritishMusiumの春画展につながるとかびっくりさ。で、よく言われる明治になって日本人は性を隠さねばならぬものにしてしまった。というアレです。そして、恐らくは男の妄想がたぶんに入っただろう春画ではあってもそこに女の普通の性欲があるというのがなかなか素敵でございます。しかし、確かに春信には張り型の出てくる絵が一枚もないんだよね(汗。うん。

2016/11/10

海星梨

もっと張形の材料とか作り方とかに言及してほしかったなぁ、と。所詮本だから文章が主だろって交通機関で読み始めたんですが無理でした笑。イクイクは江戸時代からあったんですね……。「まじめな考古学者には一体何かわからない」というあたりをもっとkwskって感じですが、地球上には男性器を模したものを新築の家に吊り下げて「たいした家ではありません」とアピールする文化もあるそうなので、一概に使い方なんか決まってんじゃんと笑えないあたりはあるだろうと思います……。

2019/07/29

紫羊

水上勉の「土を喰ふ日々」と並行して読むつもりで手に取ったのだが、何となく勢いで読み終えてしまった。妙にリアルな春画の数々に最初はアワアワしたが、これでもかと言わんばかりに次々現れるので、そのうち感覚も麻痺してしまった。しかも田中先生の文章には、これっぽっちのテレもなく、真面目な江戸文化研究書なのだと、読後その思いを強くした。

2013/08/19

ふじか

春画でよく紹介される「海女と蛸」の書き入れのオノマトペ多用は初めて読んだのだけど、こう…最近でもある頭の悪い(誉めてる)エロマンガ感があって良い。 春画はエロさと笑いが盛り込まれている、という著者の話にはこれまた大きく頷く。

2018/04/25

bittersweet symphony

大元は99年の単行本、04年に洋泉社新書yから出ていたものがちくま文庫から再発。田中優子(1952-)さんは法政大学教授の江戸学者。古代ギリシャから同様のものの存在が知られている「張形」が、京の宮中で発達・江戸の大奥にも導入されてそれぞれの市井に広まっていく様子を、浮世絵の実例を交えて検証しています。社会学的に言うと女性の性的側面が男性側からの規定ではなく女性側からの積極的な捉え方が出来るものとしてあった時代を描写する、ということになります。

2013/05/20

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