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増補 夢の遠近法: 初期作品選 (ちくま文庫)

増補 夢の遠近法: 初期作品選 (ちくま文庫)

増補 夢の遠近法: 初期作品選 (ちくま文庫)

作家
山尾 悠子
出版社
筑摩書房
発売日
2014-11-10
ISBN
9784480432223
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業界初! 個人のおすすめ本を全国約600書店でフェア展開! “ベスト・オブ・ベストレビュアー”が選んだ渾身の5冊

 個人のおすすめ本を全国書店へ展開させる企画「ベスト・オブ・ベストレビュアー渾身の5冊」が、2016年11月18日(金)より全国約600書店にてスタートされた。

 同企画は、日本最大級のレビュー数を誇る書評サイト「読書メーター」と、本とコミックの情報誌『ダ・ヴィンチ』の共催で今年7月に開催された、ベストレビュアーを決定するコンテスト「読書メーター×ダ・ヴィンチ レビュアー大賞」とのコラボレーション企画第二弾となる。

 7月に実施した第一弾企画では、「レビュアー大賞」と連動して課題図書となっている話題作8作品を紹介した店頭フェアを実施。多くの人が話題作を手に取る機会となった。  「レビュアー大賞」は「課題図書」8作品合計1,505件の応募から、予選・本選を経て各作品ごとにベストレビュアーを1名ずつ決定し、さらにその中から“ベスト・オブ・ベストレビュアー”を選出した。  今回実施する第二弾企画は、“ベスト・オブ・ベストレビュアー”に選ばれたユーザー、A10が選りすぐったおすすめ文庫5タイトルを“渾身の5冊”として全国約600書店の店頭で展開する。個人が…

2016/11/18

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増補 夢の遠近法: 初期作品選 (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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コットン

『夢の遠近法』を読んでいるのでほぼ再読。短編集の最初を飾るのは、大学三年次に書いた実質的な処女作『夢の棲む街』:浅い漏斗型の街にドングリの実によく似た街の噂の運び屋<夢喰い虫>や全く見事な脚を持つ(但し上半身は飢餓状態の子供のような)劇場の踊り子たち<薔薇色の脚>などが登場する。山尾さんは最初から完成された世界を持っていたのを今年最初の読書で再確認しました。

2015/01/02

優希

山尾悠子さんの初期の作品がおさめられています。どの話も濃密な幻想の空気が漂います。重厚な神話のような美しさも感じます。人工的な美のようでありながら普遍的な雰囲気。繊細で強い印象を鮮やかに形にしていると言えるでしょう。作品に充てられたようにクラクラしました。異世界へ誘われたような感覚に陥ります。

2016/05/07

風眠

この作品集の感想を、どんな言葉を使って書いたらいいのか、私の文章力では的確に表現できない。言葉、言葉、たくさんの言葉たち。感情に走らず洗練された筆致。その圧倒的な世界観。そこには、残酷なものも、美しいものも、グロテスクなものも、ロマンチックなものも、精密に、緻密に、密集している。作者ご本人はSFだと言っているけれど、SFというジャンルで一括りにはできない作品集だと私は思う。夢幻の世界が無限に続く感じ・・・たぶん今の私には、夢幻、そして、無限、という言葉でしか表現できない。映像が立ち現れては、また消えて。

2019/01/29

HANA

「世界は言葉で出来ていると」の言に違わず、圧倒的な言葉とイメージの奔流に飲み込まれ今現在いる世界から別の世界に押し流される。言葉は絢爛、イメージは終末後の静謐さ。ある時は町の崩壊、ある時は円筒状の腸詰宇宙、ある時は赤い繭、ある時は箱の中の美女。ほとんどの作品が破滅の予兆とそれが孕む静謐さを内に含み、しかし言葉のせいでそれが何とも甘美なものに感じられる。言葉による世界の構築とそれの破壊って、読者にしても一番幸福な読書体験じゃないだろうか。読んでいる最中、言葉にあてられて頭がぼんやりしたのは久々の経験である。

2015/05/23

まさむ♪ね

寡作で伝説の幻想作家とも呼ばれる山尾悠子。もう、この人は魔女か何かだと思う。流麗極まるその魔法の筆が生み落とすイメージは、鮮烈を通り越して確かにそこに在り、手を伸ばせば触れられるんじゃないかと思わせるほど。踊り狂う薔薇色の脚脚脚!街を覆い尽くす羽根羽根羽根!暗闇で仄かに光る繭繭繭!血の匂いをたぎらせ迫り来る狼狼狼!月と太陽が眼前で悠然と交錯し、雲に乗った老人は狂ったように雷を投げつけてくる。あとはただ、イメージの奔流にその身をゆだねるだけでいい。『夢の棲む街』『遠近法』『パラス・アテネ』が好き。

2015/03/16

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