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ファイン/キュート 素敵かわいい作品選 (ちくま文庫 た 72-2)

ファイン/キュート 素敵かわいい作品選 (ちくま文庫 た 72-2)

ファイン/キュート 素敵かわいい作品選 (ちくま文庫 た 72-2)

作家
高原英理
出版社
筑摩書房
発売日
2015-05-08
ISBN
9784480432629
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ファイン/キュート 素敵かわいい作品選 (ちくま文庫 た 72-2) / 感想・レビュー

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❁かな❁

めちゃくちゃ可愛かったです〜♡キュートでファインな作品を集めた素敵なアンソロジー♪高原さんが昔の文学から短歌や最近の短編まで幅広いジャンルから選ばれた心打つ可愛い文学作品たち♡中には可愛いとは違うようなのもありますが(笑)ほとんど素敵可愛い作品ばかり!特にお気に入りは雪舟えまさん『電』高原英理さん『うさと私(抄)』です♪この2作可愛くてキュンキュンしてツボ過ぎてウルウルでした♡この2作読めただけでも感激(´▽`*)既読の東直子さん『マッサージ』中島京子さん『妻が椎茸だったころ』も好きです*お気に入り〜★

2015/08/24

ちょろんこ*勉強のため休止中

少女趣味的「可愛さ」って結構好きだったりする。でも可愛いものって、なんかしらの負の要素が含まれてないとダサくなりがちだと思っている。装丁をパッと見て一抹の不安を感じたが、全くの杞憂であった。この短編集に収められている作品群はあくまでも選者の「私の好きな作品を読んでみて!」的なセレクト。必ずしもラブリー一辺倒ではなかった。むしろシュールだったり、胸温まるホラーだったり、愕然とする結末だったり、要はこの選者と趣味趣向が合う人にとっては素晴らしい一冊になる感じ。私にとっては老人の章が特に好みの作品が多かった。

2015/05/29

コットン

高原さん的かわいい作品選集。面白かったのは:妻が無くなり、定年退職の二日後から無理やりの料理教室参加で料理を通して妻を理解する「妻が椎茸だったころ」中島京子、杉崎恒夫の次の歌もいい「休日のしずかな窓に浮き雲のピザがいちまい配達される」「気の付かないほどの悲しみある日にはクロワッサンの空気を食べる」。既読の中では「マッサージ」東直子がダントツでした。同じ趣向の『リテラリーゴシック・イン・ジャパン』も是非!

2015/06/02

藤月はな(灯れ松明の火)

表紙からしてfine/cute!そして掴みの「プラテーロ」からもう、バッチリ、Fine/cCuteでしょッ!北原白秋の「雀と人間の相似関係」では雀を観ていると感じる気持ちの正体はこれだったのかと納得しちゃいました。泉鏡花の「蠅を憎む記」は坊やがいじましい。草履視点の「ぞうり」、小川清の「聖家族」、「ちびへび」も好きです。小川未明の「月夜と眼鏡」は何度、読んでも最後の一文は嬉しくなって朗読しちゃいます^^そして「マッサージ」と「妻が椎茸だった頃」のユーモラスでいじましい夫婦の関係性に心がほっこりします。

2015/07/16

たんたん(休みます)

目次を見れば北原白秋、泉鏡花、室生犀星、カフカと読んでみたいと思っても手が出せなかった人が勢ぞろい。彼らの作品は難しくかわいいと思える力が私にはまだないけど、その美しい文学を読む事ができただけで満足だった。私にとって一番キュートな文学は「電」。電姫のなんともいえない愛らしさ。香香少将との可愛らしい恋。彼らが生きる不思議な時代…雪舟えまさんの他の作品も読んでみたい。気になっていた「手袋を買いに、新美南吉」「銀の匙、中勘助」「妻が椎茸だったころ、中島京子」を読むことが出来たのもよかった。

2016/07/13

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