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柴田元幸ベスト・エッセイ (ちくま文庫)

柴田元幸ベスト・エッセイ (ちくま文庫)

柴田元幸ベスト・エッセイ (ちくま文庫)

作家
柴田元幸
出版社
筑摩書房
発売日
2018-10-11
ISBN
9784480435453
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柴田元幸ベスト・エッセイ (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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佐島楓

高橋源一郎さんがラジオで紹介なさっていたり、たまたま講演をお聴きしたりした縁で手に取った。明らかに私の中にはない世界への扉を開いてくださる感触の文章で、粒が揃っていて面白い作品ばかり。こういうのをペーソスというのかな。良い訳者が良い書き手になるとも限らないと思うので、才能と感性がうまく作用しているのだろう。到底受けられるレベルにないけれど、講義が楽しそう。

2019/03/13

ペグ

最初の「狭いわが家は楽しいか」の一文。[ジョージ・ホワイティングの原詩の中で、(cozy roomという言葉にはこじんまりしたというニュアンスがある。A little nestはもっとはっきり小ささを意味している。意味されているのは(心地よい)小ささ、(それ以上大きい必要はない)小ささである。これに対して堀内敬三訳は(狭いながらも)と。この訳には本当はもう少し広いほうが良いんだけど、ま、いいか〜という快い諦念の響きがある。] 「私の青空」の訳文について書かれていて、初っ端から引き込まれた!やはり凄い!

2019/06/04

ぐっち

かつて「佐藤君と柴田君」ですっかりファンになってしまった柴田君。エッセイの気軽さと文章のうまさにだまされて翻訳物とかにも手を出してしまい、当時ならまだ読めたけど今はもう無理だなあ…。そんな柴田くんも何とももう東大名誉教授!今読み返す昔のエッセイも、最近のエッセイも相変わらず面白い。「英語会話表現辞典 警察官編」が欲しくなりました。

2019/02/09

踊る猫

この著者のエッセイはさほど読んでいないのだけれど、真顔でジョークを言う人、という印象を受ける。根は生真面目で、性分に合わないことはやらない。悪く言えば気まぐれで好き勝手ばかりやって一直線に生きている。そんな人となりがエッセイからも見えて来そうだ。翻訳の質の高さに比べて創作/フィクションを交えたエッセイの冴えがイマイチなのはご愛嬌といったところか(そこがど天然の岸本佐知子と根本的に異なっている)。質にバラつきがあるが、良く言えば「懐の深さは曙並み」(スチャダラパー)といったところ。ムダな妄想もあってこそ人間

2018/10/14

あきあかね

 巧みな翻訳を通じて、ダイベック、オースター、ミルハウザーといったアメリカ文学の魅力を伝えてきた著者自身が編んだエッセイ集。  著者のエッセイは独特の軽みがあって、「自分なんて···」と謙遜しつつも、それぞれの小説の勘どころや面白さをガバリと掴み取って、読者に鮮やかに提示する。  このエッセイ集に通奏低音のように流れているのが、著者の地元、町工場が立ち並ぶ京浜工業地帯の下町の情景。ダイベックの描くアメリカの下町、シカゴ南部を訪れた時の既視感について触れた文章からは、⇒

2019/02/02

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