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無敵のハンディキャップ (ちくま文庫)

無敵のハンディキャップ (ちくま文庫)

無敵のハンディキャップ (ちくま文庫)

作家
北島行徳
出版社
筑摩書房
発売日
2018-11-09
ISBN
9784480435507
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無敵のハンディキャップ (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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harass

題のみ知っていたこの本が20年後の著者のあとがきつきで再文庫化。身障者プロレス団体ドッグレッグスの主催者が描く、身障者たちのそれぞれの人生と、世間的な無垢の身障者像ではなく、俗に満ちた等身大の彼らの本音。福祉行政で援助があるものの、どうしようもない絶望をプロレスにぶつける障害者たちのあまりに人間臭い姿は、「下下戦記」「こんな夜更けにバナナかよ」を連想する。うーむ、これは傑作。20年後の著者や皆のその後などもある。見世物じみた悲喜劇を笑い飛ばすしかない……

2019/01/09

鱒子

むちゃくちゃ面白かったー! 20年ほど前に水道橋博士がこの本を絶賛してらっしゃったのです。それ以来ずーっと気になっていました。今回絶版から復活の再文庫化!障がい者プロレス「ドッグレッグス」の始まりは、ボランティア女子をめぐる障がい者同士のなぐりあいだった!清くピュアな障がい者像をブッ飛ばす著者 アンチテーゼ北島(リングネーム)の筆が冴え渡る名作。

2019/03/22

yomineko@猫と共に生きる

一気読み!障害者のプロレス軍団「ドッグレッグス」。1990年代の話なので現在彼らがどうしているかとても気になる。働いても1ケ月1万5千円~2万円にしかならない現実。その辛さをリングで発散する。死ぬのではないかとハラハラしながら読んだ。障害者が生きにくい日本の社会にプロレスの必殺技で戦いを挑む。彼らの姿に感動。この本を教えて下さったマイ読さんに感謝致します。オススメです!

2019/01/20

ばななな

健常者と障害者、同じ人間として生きること。関心を持ってもらうこと。目を背けずに自分たちを見てもらうこと。 そんな綺麗な言葉じゃないんだろうな。綺麗も汚いも気持ち悪いも苦しいも、全てをさらけ出してプロレスをやってたんだろうな。 健常者相手に障害者が本気でプロレスができた時、一体どんな気持ちなんだろう。 観客、健常者、障害者それぞれの立場になって想像してみる。

2019/03/07

まころん

いろいろ考えさせられて(かつ、行動しなきゃ 考えてても意味ないな と目を覚さされ)おもしろい本だったが期限がきちゃったのでいったん返す(112ページ目。)ごめんなさいいま超多読フェーズなんです

2021/12/03

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