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落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ (ちくま文庫)

落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ (ちくま文庫)

落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ (ちくま文庫)

作家
頭木弘樹
出版社
筑摩書房
発売日
2020-08-11
ISBN
9784480436887
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落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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imagine

二十歳から難病を患い落語に救われたという著者。そのためか、落語の面白さに対する向き合い方、掘り下げ方、そしてなにより愛し方が深い!落語家自身の手による似たような本もあるが、比較にならないほど役に立った。「耳の物語」と「目の物語」という切り口は、落語以外の物語全般を広く研究したからこそ得られた視点と思われ、たいへん腑に落ちる。『駱駝』に黒澤明の『生きる』を重ねた分析も面白い。『ルーツ』や恐山のイタコを例に挙げ、この書の魅力を真摯に伝えてくれる桂文我師匠の解説も素晴らしかった。

2021/01/06

寿児郎

落語は「面白くないのがあたりまえ」という話から始まり、「落ち」の大切な機能、「目の物語」と「耳の物語」、「演じ過ぎない」、くすぐりの松竹梅、「あえて笑いを減らす」、「細やかな味わいの世界」など、書ききれないほどストライクの連発だった。レイアウト、構成、書籍紹介なども秀逸。 落語って足し算じゃなくて「引き算の文芸」なんだと思った。プラスよりマイナス、ポジティブよりネガティブ、白黒よりグレーゾーン、希望より絶望に価値を見出せる1冊。 この本との出会いは間違いなく大きかった。著者の他の著書もチェックしている。

2020/11/08

magic makky

【感想】もともと落語には興味があってYouTubeなどで聴くことがあり、この本を手に取った。落語の世界では口伝が基本になっているそうだ。文字になってないからこそ、時代とともに、その時代に必要のないところや聞きづらいところなどは、淘汰され、時代に合わせて進化を続けてきた。それゆえに今も落語が存在している。同じ落語でも、噺家によって語り方やスピード、味などは当然違うのだが、その落語の噺を最後まで語るのか、それとも途中で切ってしまうのか、噺家の考え方でそれぞれ違ってくるそうだ。1つの噺を聴き比べてみようと思った

2021/02/24

宮崎太郎(たろう屋)

ハッキリ言って落語好き。田舎にいるので生で聞く機会は多くて年に6回くらい。CDやネット動画を駆使して聞いています。落語本も読んでいますが、これまでの落語論、解説本とは角度が違いました。何故落語は絶望に効くのか。耳と口の物語と著者が言うように聞いて伝えてきた伝統芸であり、テレビで繰り返される「お笑い」とはやっぱり別物で、人間を描いた小さな物語だと。人間はダメな生き物だけどせめて笑おうと昔から現代に残った稀有な芸。落語をもっと聞きたくなります。コロナで田舎での落語は少ないけれど頑張って行きたい。

2021/02/01

連雀

目から鱗が落ちるとはこのことです!落語は決して嫌いではありませんが、面白い時とまったく面白く感じない時があって…特に深く考える事なく落語とはそう言うものだと勝手に決めていましたが、本書を読んで実に多くの事に気付かされました。ここで知った事を踏まえて、また落語を聴いてみたいと思わせてくれます。タイトルだけで気紛れに手に取ったわけですが、これは読んで良かったです!!

2021/01/04

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