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宿で死ぬ ――旅泊ホラー傑作選 (ちくま文庫)

宿で死ぬ ――旅泊ホラー傑作選 (ちくま文庫)

宿で死ぬ ――旅泊ホラー傑作選 (ちくま文庫)

作家
朝宮運河
出版社
筑摩書房
発売日
2021-06-14
ISBN
9784480437464
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宿で死ぬ ――旅泊ホラー傑作選 (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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HANA

前作『家が呼ぶ』が安住の地が無くなる怪異なら、本書は旅先にも逃げ場がない事を示した一冊。少し昔の作品から最近のものまで収められた作品は幅広いが、個人的には昔の作品に洒落たものが多いイメージ。半村良「ホテル暮らし」とか最後の一行がとても良いし、遠藤周作「三つの幽霊」のリヨンの話とか雰囲気をここまで仕立て上げられるのは流石の筆力である。最近の作品に目をやれば恩田睦「深夜の食欲」とか映画を見ているようだし、福澤徹三「屍の宿」も宿の嫌さ加減は格別。実話怪談もあるし、読むと旅に出るのがとても嫌になる一冊でした。

2021/06/28

sin

遠藤・狐狸庵先生の実録怪談、歯切れは悪いが余韻を残した大人な幕引き。福澤・生臭い大人の関係の末路が、自縛する血天井の解答。坂東・妻の恭順、夫と舅の呪縛、間違えた拠り所の正体は…。小池・無自覚な相談者、ヤバイのは貴女だ!山白・温泉の怪、ノスタルジー!恩田・深夜勤務、曰く付きのワゴンと共に!綾辻・暗転はサイレントヒル-ような気がした。北野・観客は貴方だ!半村・これぞ自縄自縛!?都筑・分別臭い。小川・ストーカーおばさん。朝宮・これからの編著に期待大、次は学校に憑く?

2021/07/02

モモ

11人の作家による怖い話。遠藤周作『三つの幽霊』三浦朱門氏と一緒に宿泊した宿の怖い話。二人の作家による話が怖い。福澤徹三『屍の宿』不倫の男女が泊まった血天井のある部屋。うすうす感じつつも、まさかの結末。坂東眞砂子『残り火』男尊女卑の舅と夫が引き出した妻の狂気。あまりの男尊女卑に腹は立つが、結末怖すぎる。小池壮彦『封印された旧館』これは怖い。新館も怖い。山白朝子『湯煙事変』鄙びた温泉地。朽ち果てそうな宿。そして夜に入ると人が消えるという露天風呂。そこで見たものは…。どの話も読みごたえがあり、怖くて良かった。

2021/07/26

きりん★

「ホテル」というより「宿」という言い方がぴったりな少し昭和を感じさせるホラーアンソロジー。どれもゾワリとして面白かった!一番好みは福澤さんの「屍の宿」。前作、家が呼ぶ、も面白かったですが、こちらも更に面白かったです😊旅行に行き、宿で貼られたお札を探さないように、、、😱

2021/07/18

あたびー

#日本怪奇幻想読者クラブ 「家が呼ぶ」に続く建物怪談集。宿泊施設と言ったら、病院以上に実話怪談の舞台になる場所だ。本書にも遠藤周作、小池壮彦の2篇が納められている。遠藤周作の有名なこの作品中、フランスでの体験はビビっただけじゃないの〜?で片付けられてしまいそうな話だが、熱海の旅館での話は三浦朱門氏という同時体験者がいるため、信憑性が高い。小池壮彦「封印された旧館」はまだあるホテルだとすると絶対に泊まりたくないのだが。

2021/06/22

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