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杉浦日向子ベスト・エッセイ (ちくま文庫)

杉浦日向子ベスト・エッセイ (ちくま文庫)

杉浦日向子ベスト・エッセイ (ちくま文庫)

作家
杉浦日向子
松田哲夫
出版社
筑摩書房
発売日
2021-09-13
ISBN
9784480437624
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杉浦日向子ベスト・エッセイ (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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こばまり

ほぼ発表順に編まれているため、後半は生や死、病をテーマにしたものが多く、凄味を増す。長らくファンを自認してきたがご自身の結婚についての文章は初めて触れ、ほろりときた。彼女なら今の世相をどう読むか。その不在を寂しく思う三大女性文筆家の一人だ。

2021/10/27

けやき

杉浦日向子さんの様々な文章が読めて満足できました!

2021/09/19

nemuro

「編者解説」に「杉浦は1958年、東京都港区芝で呉服屋の娘として生まれた。幼少期は新宿で過ごし幼い頃から歌舞伎、寄席、大相撲に親しんでいた」とあって、江戸風俗研究家・杉浦日向子の生い立ちと背景が垣間見える。たまに観ていたNHKの『コメディー お江戸でござる』(1992年~2000年まで出演)。随分博識で凄い人がいるもんだと感心させられた。本書では「第四章 若隠居の心意気」が特に感慨深い。図書館から借りて読んだ『ごくらくちんみ』と『4時のオヤツ』。短編小説の秀作とやっぱり感心させられたことをふと思い出した。

2021/11/16

ぐうぐう

杉浦日向子が漫画家を引退すると聞いた時は、驚いたし、ショックだった。その後、江戸風俗研究家として多くのエッセイ集を刊行するも、杉浦漫画の面白さには到底及ばないだろうとの勝手な思い込みにより、彼女のエッセイを積極的に読むことをしてこなかった。それは没後も変わることなく。しかし今回、ちくま文庫からベストエッセイ集が刊行され、読むにはいい機会だと手に取った。ほぼ発表順に並べられたエッセイを読んでいると、文筆家としての覚悟が垣間見れたり、あるいは彼女の死生観に気付かされたりもする。(つづく)

2021/09/21

sofia

江戸に興味がなかったので、当時の杉浦氏をあまり知りません。もったいないことです。本当にベストが集まったエッセイであり、だんだん「死」や「病」という言葉が出てくる。ベストを選んだ編集がよいのでしょう。今は江戸に興味があるので追っていきたいです。

2022/11/04

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