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増補 本屋になりたい ――この島の本を売る (ちくま文庫)

増補 本屋になりたい ――この島の本を売る (ちくま文庫)

増補 本屋になりたい ――この島の本を売る (ちくま文庫)

作家
宇田智子
高野文子
出版社
筑摩書房
発売日
2022-07-11
ISBN
9784480438294
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増補 本屋になりたい ――この島の本を売る (ちくま文庫) / 感想・レビュー

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アキ

2015年ちくまプリマー新書「本屋になりたい」の増補改訂版。第6章「本屋になりたい」それからに、その間の7年間で著者の経営する「市場の古本屋ウララ」を取り巻く状況は一変した。元々沖縄の占領時代に暗渠の上に建てられた水上店舗。目の前の公設市場の建て替えからアーケードの再整備、新型コロナ感染の拡大で、隣の漬物屋も服屋も店を畳んだ。そんな中これから50年店を続ける覚悟を持つ。本を扱う仕事について20年。コロナで店を閉じた期間自問自答し、本を間に人と会いたいんだと再確認した。いつか行きたい書店がまたひとつ増えた。

2023/01/02

Apple

都内の新刊書店を退職し、沖縄で古書店を継いだ著者は、自身は決して「本好き」なのではないと言います。本を通してアーケードという共同体の一員として人々と繋がり結びつけていくことを意義としているようで、印象的でした。書店を営むことについてスポットが当てられ、沖縄の町での暮らしや古本屋の心温まるエピソードなどの面については薄味で、シビアな面が散見されるような語りでした。気楽なばかりでもないですよ、というメッセージが込められている気がしました。エッセイとしての面白さは、そこまでのものでもありませんでした。

2023/02/19

Nobuko Hashimoto

(古)書店を開いた人の話はよく読むのだけど、本書は「私が私が」というくどさがなく(むしろ謙遜しすぎなくらい)、同業の先輩業者さんに教えを乞いながら少しずつ店を充実させていっている感じで好感が持てた。あっさりとしたなかにも本への情熱が感じられ、沖縄に行ったら覗こうと思えた。市場の他店の方たちとの交流も温かみを感じる。増補部分で、書店のある市場のアーケードの付け替えを記録に残したいという著者に、なくすものの記録を残すより新設計画を進めようと言われて新鮮な驚きを得たというエピソードが興味深い。

2022/09/01

Tomomi Yazaki

本は好きだけど、本屋になりたいとは思ったことはないなあ。でも読んでみると本の売買は奥が深く面白そう。特に古本は売り手の腕の見せどころ。因みに著者は池袋ジュンク堂の元店員。もしかして、ニアミスしてるかも。その彼女が何を思ったか、沖縄で日本一小さい古本屋を始める。彼女は棚に本を並べるのが好きなんだとか。そういえば私も中学生くらいの頃、本棚に著者順に並べて悦に入ってました。本を売る人、買う人、読む人と、それぞれだけど、本への想いは変わらない。ああ、久々に沖縄に行きたくなった。そしてこの本屋さんをのぞいてみたい。

2022/07/29

水色系

沖縄で古本屋を営む著者のエッセイ。本を愛する者として、本を届ける側の方々には感謝しかないし、物凄く尊敬している。この著者もそうなんだけど、一言、「本が好き」ということがその原動力となっているように思われる。沖縄の空気感が伝わってくるようで、そこで暮らし、お店が街になじんでいるのがわかる。きっとすてきなお店なんだろう。著者の他の本も読んでみたくなった。

2022/09/12

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