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神田神保町書肆街考 (ちくま文庫 か-27-2)

神田神保町書肆街考 (ちくま文庫 か-27-2)

神田神保町書肆街考 (ちくま文庫 か-27-2)

作家
鹿島茂
出版社
筑摩書房
発売日
2022-10-13
ISBN
9784480438317
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神田神保町書肆街考 (ちくま文庫 か-27-2) / 感想・レビュー

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緋莢

文庫本ですが、税込み2200円(購入時)。800ページ近くありますし、元本も550ページ超えで、4620円(税込み。2023年11月時点)だったので、まあ、妥当な値段でしょうか。 神保町の名前の由来は、神保小路に由来、神保小路は元禄二年(1689年)に旗本の神保長治が小川町に屋敷地を拝領したことから呼ばれるようになった、というところから始まります。そもそも東京大学があったことで、著者曰く「知的兵站基地」としての役割があった神保町(続く

2024/01/13

Inzaghico

古書街としての神保町についてピンポイントに知りたいという人は、ほかの情報が多くて腰が引けたり、手が伸びなかったりするかもしれないが、鹿島は文庫版あとがきで、そんな読者に向けての読み方もアドバイスしている。わかってるんだな、読者層を(笑)。わたしもそのクチだったが、とりあえず通読したら、神保町の豊穣なディ―プさにくらくらした。なまなましい人間の営みが幕末から累々と続いて、神保町の今がある。

2023/04/08

まさ☆( ^ω^ )♬

学生時代から社会人序盤(1980年代中盤~2000年頃)にかけ、神保町に通い続けていました。沢山の思い出がある愛着ある街の成り立ちについて書かれた本書。書店で見つけ即買いでした。積読にせず直ぐに読み始めましたが、物凄い分量に怖気づき、1日1章をじっくり味わいながら読みました。幕末から昭和にかけて、神保町が古書の街となる経緯が良く分かります。とても興味深い話の数々で楽しい読書になりました。あとがきでALL REVIEWサイトとPASSAGEという共同書店の存在を知り、これは神保町へ行かねば!と思っています。

2022/11/14

mft

分厚いし文字は小さいし、で読むのに3週間ほど掛かった。神保町が本屋の集積する街としてどう形成されてどういう歴史を辿ってきたかということを各種文献を辿りながら繙いていく。途中、近くに創立された各種の学校(今の大学高校の前身だったものも多い)について長々と寄り道したり、御屋敷町だった本屋街とは少し離れた辺りの話をしたりもあったので、と文句を書こうと思ったが、文庫版後書きにちゃんと興味ない向きはその辺りは飛ばして読んでねって書いてあった。そういえば神保町で一番行くのは明倫館だけどこの本には一度も登場しなかったな

2023/03/18

タコチュウ

東京で就職した頃、神保町で書店を巡ることが楽しかった。本書で中心的に語られるような高尚な本にはまったく興味がなかったが。それでも近所の本屋では巡り会わなかったであろう多くの本にであった。かなりオタッキーだったし今もあまり変わっていない。神保町の成り立ちには歴史に名を残した多くの人物が登場する。知らなかった街の奥深さが強く印象に残った。バブルに続く不況や日本人の変質に伴って街の様相がかわってしまったが、これからも本の町として生き残ってほしい。 読書メーターに参加して300冊の節目として読だ。

2023/03/20

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