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死んでたまるか ――団鬼六自伝エッセイ (ちくま文庫 た-99-1)

死んでたまるか ――団鬼六自伝エッセイ (ちくま文庫 た-99-1)

死んでたまるか ――団鬼六自伝エッセイ (ちくま文庫 た-99-1)

作家
団鬼六
出版社
筑摩書房
発売日
2023-01-12
ISBN
9784480438577
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死んでたまるか ――団鬼六自伝エッセイ (ちくま文庫 た-99-1) / 感想・レビュー

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starbro

故団 鬼六は、「花と蛇」中心に読んでいた作家でした。未読の自伝エッセイが新刊文庫となったので、読みました。波乱万丈の人生、【読メエロ部】的内容、恒常的な酒池肉林や女体盛ではなく、常識的で爽やかな自伝エッセイでした。 https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480438577/

2023/04/11

kinkin

団鬼六氏の自伝。旧制中学で勤労動員で働くところから平成18年、75歳に至るまでの氏の歩んできたことが書かれている。この日夜は人将棋がその後の人生にに大きな影響を与えていることに気づいた。米軍捕虜との将棋を通しての交流、将棋好きな大学教授に卒業させてもらったこよ、賭け将棋で負けた相手から自分の女を抱けとせまられる話、不気味なサンドイッチマン、他いろいろな出来事が書かれている。故・たこ八郎との交友もあった。残念なのは氏の官能小説がどのようなことで書き始めたのか、映画に出ていた女優の素顔などを知りたかっt。

2023/03/11

fwhd8325

にっかつロマンポルノの時代では、あまりSM作品が好きではなかったんで縁がありませんでしたが「真剣師」 はとても面白い作品でしたので、このエッセイも想像していたとおり、面白い読みました。どこかアンダーグラウンドを感じさせてくれる世界観は新鮮です。

2023/04/02

seacalf

読友さんの感想から。これは大当たり。名前は知っていたが読んだことはない官能小説界の重鎮。ちょっと敬遠していたが、このエッセイ集はものすごく面白くてびっくり。中学生時代のアメリカ人捕虜との交流、大学教授との抱腹絶倒なチョピン話、元青線地帯だったゴールデン街での思い出、三浦半島の教師時代の話、たこ八郎さんとの思い出、ほろりとさせる父と年賀状の話、今では誰も書けないフグの食べ方などなど、どれも聞いたこともないような話でめっぽう面白い。しかも軽妙洒脱な文章で読ませること、読ませること。色々な人にお勧めしたい一冊。

2023/06/13

Shoji

なかなかいいぞ、このエッセイ。実は、氏の書いたSM小説を読んだこともなければ、ピンク作品を観たこともない。しかし、団鬼六という名は知っていた。そこに飛び込んで来たキャッチーなタイトル。書かれてることは官能でもなければエロスでもなく、団鬼六という男の濃い生涯だった。解説を書いたのは氏の長女。SMに市民権を得させたのは団鬼六だと誇りを持って解説に書いている。言われてみれば、確かにそうかも知れない。今や、団鬼六も故人。こうして昭和が一つ一つ消えていくのか。

2023/06/22

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