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翻訳ってなんだろう? (ちくまプリマー新書)

翻訳ってなんだろう? (ちくまプリマー新書)

翻訳ってなんだろう? (ちくまプリマー新書)

作家
鴻巣友季子
出版社
筑摩書房
発売日
2018-06-06
ISBN
9784480683236
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あらすじ

翻訳とは、なにをするものなのだろうか? 訳してみて初めてわかる、翻訳の醍醐味と名作の魅力。翻訳家と生徒たちが、対話しながら翻訳を実践するなかで、誰もが知っているはずの名作の世界が、まったく違って見えてくる!

翻訳ってなんだろう? (ちくまプリマー新書) / 感想・レビュー

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Osamu Ueno

11作の古典名作の一部の原文を載せ、読者と共に隠された言葉の意味を味わって行こうとする鴻巣さんの熱意が伝わって来ます。そして翻訳という仕事の並々ならぬ努力と苦心を知ることになりました。話は逸れますが、火垂るの墓の著者で知られる野坂昭如氏の文体は、一文がいつ終わるのかと思えるほど長く句読点も多く、改行も会話文もなくて読者はひたすら追って行く。それが氏の作品の魅力だと読者は気づく。では、それを英訳にしてアメリカ人に読ませたらどれだけの方々が理解できて、その作品の良さが分かるかどうか。ありがたい気持ち必要ですね

2019/01/20

thayami

書き手と読み手を結びつける妙。文法と意図。前者の人称代名詞/修飾句/挿入節などはついていけるが、三人称多元視点文体?!後者は、著者の思いであり魅力と解釈。口語体/口癖や”意味と音の優先度”など、流石SME!という感。「訳しにくいものワースト5」も同感。特にジョーク。先日国際会議で同席した同時通訳の方も同意見だったなぁ。何気に漱石氏評がちらり、いいね!掲載訳事例では『不思議の国のアリス』の"Pig or fig"や"Pig and Pepper"が印象的。脱帽です。

2018/11/18

佐島楓@勉強中

著者は、翻訳に一番重要なのはいかに読むかだという。また語学力や異文化に対する知識、興味も重要だと述べている。私は和英文両方の表現力が一番重要だと思っていたため、目をひらかされた思いがした。正しい読みが必要なのだ。私に足りない能力が少しわかった。まだまだ修行が足りない。

2018/08/13

SOHSA

《図書館本》あらためて「翻訳」の困難さと重要性が身にしみた。本来、言語はそれを母国語として使う民族の、或いはその社会の思想・思考そのものであるから、それを全く異なる別の言語に完璧に変換しようとすること自体、到底無理なこと。それを踏まえると翻訳家とその仕事はまさに不可能を可能にしようと果敢に挑む孤高の挑戦者のように見えてくる。本書では著者が講師を務める翻訳教室での生徒の訳文、講師の翻訳例と解説により、翻訳のポイントを読み手にわかりやすく解説してくれている。私にとって英語理解のための貴重な一冊となった。

2018/07/16

しんこい

翻訳とは読書だとは目からうろこ、深く読み解けないと日本語にもならないと言われれば納得、一つ一つの実践例もうーんとうなる。だけどまとめて翻訳された文章を読むと、そんな機微もわからずただ字面を読むだけに戻ってしまうだめだ読者であると悟りました。

2018/11/09

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