KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

集団に流されず個人として生きるには (ちくまプリマー新書 421)

集団に流されず個人として生きるには (ちくまプリマー新書 421)

集団に流されず個人として生きるには (ちくまプリマー新書 421)

作家
森達也
出版社
筑摩書房
発売日
2023-03-09
ISBN
9784480684486
amazonで購入する Kindle版を購入する

集団に流されず個人として生きるには (ちくまプリマー新書 421) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ちえ

集団は強い絆でプラスにも働くが同調圧力を生む。集団で議論や合議を行う時に不合理で危険な決定をなされることが容易にある。メディアは真実だけを伝えているのではなく、そこにはフレームがかかっているし、国がメディアを利用したり、営利のためにメディアが一方的な情報に偏った歴史もあった。印象的なのは著者の大学の授業で一人の中国人留学生が伝えたいと許可を得て語った内容。ウランバートルでの式典後のフリータイムでの両国の学生の違い。過去へ対しての日本の視点と外国の視点の違い。集団に帰属しながら一人称単数の主語を保つこと。

2023/06/10

Yutaka Matsuzawa

メディアリテラシーの本。メディアにどうすり込まれるかで個人では善良だった人が集団では残虐になってしまったりする。事象をどう解釈するかで見えかたは違ってくるし、もしメディアが間違った方向に進んだら最悪の場合日本人が過去に起こした戦争や虐殺を繰り返してしまうかもしれない。主語が我々や私たちの時は疑え。歴史に学べ。何事も自分の頭で考えよう。

2023/06/18

imagine

いつもブレずに大事なことを繰り返し伝えている森達也氏。日本の社会がよりいっそう集団化、均一化している現在、その主張はますます価値が高まるばかりである。本来ならば社会が成熟し、著者が新たなテーマや問題提起で新境地を提示した作品に触れたい。だが、個人は集団に埋没し、メディアは産官の広報と成り果ててしまった現在、今までにも増して従来の主張を声高に叫ばなければいけない状況となっているのがもどかしい。読み手のこちらも今まで通り、日々の生活の中で一人称単数の主語で思考し、言葉を発し続けてゆこう。

2023/05/04

紫の煙

青少年向けに書かれた本だが、若者はテレビを見ず、勿論新聞も読まない。入ってくる情報は、SNSだから、自分向けにカスタマイズされたものばかりだ。当然視野は狭くなるだろう。心配だ。教育とメディアは大事だと思う。

2023/11/14

NBかえる同盟

定期的に森達也を。特に真新しい内容でもないのだろうが、「記憶」のために。群れるのは面倒だが、誰かに決めてもらうのは、楽だしなあ。まずは世界がもっと豊かで優しいものに見えるように、もう少し気合い入れよう。

2023/05/05

感想・レビューをもっと見る