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「奇跡の自然」の守りかた: 三浦半島・小網代の谷から (ちくまプリマー新書)

「奇跡の自然」の守りかた: 三浦半島・小網代の谷から (ちくまプリマー新書)

「奇跡の自然」の守りかた: 三浦半島・小網代の谷から (ちくまプリマー新書)

作家
岸 由二
柳瀬博一
出版社
筑摩書房
発売日
2016-05-09
ISBN
9784480689580
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あらすじ

源流から海までの生態系が自然のまま残された「小網代の谷」はどのように守られたのか? 地元の人や訪れた人たちが手伝い一緒に森を育てる、自然保護の新しい形とは?

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『「奇跡の自然」の守りかた 三浦半島・小網代の谷から』 (岸由二、柳瀬博一/ちくまプリマー新書)  自然保護・環境保全運動といえば、「自然は手付かずのままに!と訴える」「レジャー施設建設などの大規模開発には断固反対」といった活動をイメージする人が多いだろう。だが、『「奇跡の自然」の守りかた: 三浦半島・小網代の谷から』 (岸由二、柳瀬博一/ちくまプリマー新書)で描かれる、著者たちが取り組んできた保全活動はその正反対のものだ。

 「小網代(こあじろ)の谷」とは、神奈川県三浦半島の先端にある、70haのひとまとまりの自然環境のこと。山のてっぺんから川の源流~河口まで、流域のすべてがまるごと自然のまま守られている点が特徴で、このような環境を持った場所は首都圏には見当たらないという。

 その保全運動は1980年代前半から始まったが、時は日本がバブルへと向かう時期。小網代でもゴルフ場開発の計画が持ち上がっていたが、保全運動をしていた著者たちは、その動きを“チャンス”と捉えたそうだ。

 というのも、当時の小網代はほとんどが私有地で、自由に宅地を造成できる市街…

2016/9/11

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「奇跡の自然」の守りかた: 三浦半島・小網代の谷から (ちくまプリマー新書) / 感想・レビュー

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KAZOO

三浦半島は私にとってはなつかしい地域です。父方の祖父が横須賀出身でしたのでなんども行っています。数十年前にもこの本の話題となっている小網代に行ったことがあります。夜でしたがかにがものすごく陸地に上がってきたのを見た覚えがあります。まだまだ開発されずに残っていたのですね。このような森が首都圏近くにあるというのは奇跡に近い気がします。最近は三浦半島の先端から住民が減ってきているということも聞いており今後ずっと残っていく可能性が大きいですね。

2018/05/09

Kikuyo

小網代の森は、水系を軸として、森林、湿地、干潟および海がまとまった丸ごとの自然がある「奇跡の自然」エリアだ。2000種の生き物が生息する。尾瀬のような厳正保全ではなく、地域や自治体を巻き込みながら、時には大胆に伐採することもある「流域思考」に基づいて管理されている。「手入れ」も大切。また、環境保全VS開発という構図は無く、上手にいろいろなモノと折り合いを付けながら活動していくことと工夫の積み重ねがある。人と自然が互いにイキイキと輝いている世界を目指したモデルケースとなっていて、大いに参考になる。

2016/09/26

テイネハイランド

図書館本。養老孟司の毎日新聞書評をみて興味を持ち読んでみた。本書は、神奈川県三浦半島の先にある「小網代の森」の保全活動に長年取り組む著者による活動報告である。「小網代の森」については、糸井重里による紹介記事(「小網代の森へ遊びにいくよ!」)が非常によくできていて、この本の文章や構成はそれに比べると若干読みづらい。そんな欠点はあるものの、この本には、周囲の人の協力を得ながら社会の在り方を自分の理想にむけて着実に変えていく息の長いプロセスが書かれており、仕事の進め方についても大変ためになるように思った。

2016/07/03

MOKIZAN

長い間、開発VS自然環境の典型地のように取り上げられてきた小網代。此処は此処で良いように納まったのでしょう。私がこの紛争知った時、京急さんの開発強行の姿勢が印象強かった。だからこそ、あれだけ多くの人に知られることになったのでしょうが。役所絡めて方針が決まってからの協力姿勢はさすが、「嵐」の日に横浜駅利用者が、一番の頼りとしている京浜急行「様」だ。また「奇跡の自然」は人間の手が入らねば、そのバランスが持続出来ないことは、もっと知られるべき事実だと思う。タケノコ畑を例に取り上げれば、解かりやすいんじゃない?

2016/05/28

Hiro

小網代の谷という「奇跡の自然」にどれ程の人の想いが詰まっているのかを感じ取れました。僕自身、森や海、山や川など自然の中の、あのなんとも言えない心地良さと安らぎに満ちた空間が大好きです。だから、小網代の谷に行ってみたいと思うとともに、ずっと守られていて欲しいとも思いました。自然は、現在の地球人よりずっと長くそこにあります。その長い年月の中で、そこにいた人間や、動物の想い、それと、大地の移り変わりも積み重なっていると思います。だからこそ、自然は守るべきだと思うので、岸由二さんには、敬意を表したいと思いました。

2019/02/27

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