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はだか―谷川俊太郎詩集

はだか―谷川俊太郎詩集

はだか―谷川俊太郎詩集

作家
谷川俊太郎
出版社
筑摩書房
発売日
1988-07-01
ISBN
9784480802750
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はだか―谷川俊太郎詩集 / 感想・レビュー

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ケイ

谷川さんの詩を読むと、子供用の絵本ですらこみ上げてくる時がある。この詩集は、子供を想って書かれただろうが大人にこそ響く。書かれたのは息子さんがまだ小さい頃だろうか。佐野洋子さんの絵がまた圧倒的に良い。「がっこう」の燃え上がる様子に息をのむ。 「さようなら」ぼくはもういかなきゃなんない… おかあさんごめんなさい おとうさんにやさしくしてあげて…。 「とおく」しらないうちにわたしはおばあさんになるのかしら…そのときひとりでいいからすきなひとがいるといいな…どうしてもわすれられないおもいでがあるといいな。

2014/03/13

寛生

【図書館】谷川の「はだか」はNudityかNakednessか?その「はだか」には、こどもでしか認識できない「死」がこそに現れているようにも感じる。混沌と黒々とした不安な感情。こんなにもヴォルナブルであったのかと自分の「こども」が谷川によって再び生き返り、胸がはち切れんばかりに苦しくなる。自認しようー谷川の詩を読むのは〈怖い〉。それは谷川の詩が僕のすべてを見通しているかのような気がするから。谷川の詩は「深層意識への道」なのかもしれない。ヴォルナブルになれない自分をヴォルナブルにさせ、涙を流すことを許す。

2014/02/18

michel

家族に愛され、家族を愛し、私たちは生まれ、育ち、生きているんやな。ひらがなのみの詩集。でも私にはどう読み取るのか、やや難しかった^_^; 佐野洋子さんの挿絵がかわいい。

2017/11/10

ヒラP@ehon.gohon

洗練されているけれど、子どもの書いた詩を集めたものだと錯覚するような詩集です。 谷川俊太郎さんはどうして子どもになりきれるのでしょうか。幼児がいたり、年ごろの子がいたり、男の心になったり、女心になったり。 全てが平仮名で書かれているからだけではない、子どもの世界がありました。 然り気無く挿し絵を添えている佐野洋子さんと、二人で育てた子どもたちですね。

2018/01/16

aloha0307

図書館返却の段になり、惜別の情抑えきれずに再読。Allひらがなの世界がこころを粒立たせる。 両親 祖父母... 幼いころは大人たちをこんな目で見ていたんだね(無上の愛をもって)。

2017/10/21

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