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ベルリンは晴れているか (単行本)

ベルリンは晴れているか (単行本)

ベルリンは晴れているか (単行本)

作家
深緑野分
出版社
筑摩書房
発売日
2018-09-26
ISBN
9784480804822
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あらすじ

1945年7月。ナチス・ドイツが戦争に敗れ米ソ英仏の4ヵ国統治下におかれたベルリン。ソ連と西側諸国が対立しつつある状況下で、ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が、ソ連領域で米国製の歯磨き粉に含まれた毒により不審な死を遂げる。米国の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、彼の甥に訃報を伝えるべく旅立つ。しかしなぜか陽気な泥棒を道連れにする羽目になり――ふたりはそれぞれの思惑を胸に、荒廃した街を歩きはじめる。

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2019年1月22日(火)、全国の書店員が選んだ一番売りたい本「2019年本屋大賞」のノミネート作品が発表された。

 今年の「2019年本屋大賞」は全国の493書店、書店員623人の投票によりノミネート作品を選出。ノミネートされたのは以下の10作品だ。

■2019年本屋大賞ノミネート10作(作品名五十音順)

『愛なき世界』(三浦しをん/中央公論新社)▶【レビュー全文はこちら】

『ある男』(平野啓一郎/文藝春秋)▶【レビュー全文はこちら】

『さざなみのよる』(木皿泉/河出書房新社)

『そして、バトンは渡された』(瀬尾まいこ/文藝春秋)▶【レビュー全文はこちら】

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『ベルリンは晴れているか』(深緑野分/筑摩書房)

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2019/1/22

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ベルリンは晴れているか (単行本) / 感想・レビュー

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starbro

深緑 野分、3作目です。第二次大戦敗戦直後のベルリンが舞台の叙情ミステリ、この時代のベルリンは、敗戦後の日本以上に混乱していたんでしょうね。純粋なミステリというよりも、ミステリアスな純文学という感じで、読了後に余韻が残ります。ところで深緑 野分が女性であることが判明しました。 https://bellybutton-diary.com/918.html

2018/10/26

鉄之助

ここには日本と違った、ドイツの「戦後」があった。日本は終戦から大きな反乱もなく、米軍による武装解除が粛々と行われたのに対し、ドイツは「ナチスの亡霊」の復活を危ぶむ空気があった。「市街戦で死んだSS(親衛隊)から取ったヘルメットをバケツ代わりに水を汲む」日常があった。そして、「ドイツ人のほとんどが、右腕や鞄、体のどこかに白い布を巻いていた。降伏の印だ」。戦勝国4か国によるベルリン分割統治など、徹底してナチス排除の時代の空気がリアルに伝わってきた。感動のスペクタクル小説だった。

2019/01/27

ゆのん

出版社からプルーフ版を頂き発売前に読了。舞台は1945年大戦後のベルリン。4ヵ国分割統治下にあり緊張を孕んだ状態の中、家族を失い一人で生きる少女が主人公。恩人の急死をその身内に知らせる為に旅に出る。様々な人に出会い時にはハラハラしながら物語は進んでゆきラストの真相には驚きと共に安堵もする。戦争の愚かさ人間の残忍さや強さ、暖かさを感じる。物資も乏しく瓦礫の街で一人強く生きる少女が青く美しい空を見上げる日が早く訪れる事を願わずにはいられない。深緑野分2年ぶり書き下ろし長編という事で作者の意気込みを感じる作品。

2018/08/25

いつでも母さん

読了にとても時間がかかった作品。人名が苦手なカタカナで行ったり来たりした。敗戦前後のベルリンで17才の少女・アウグステに起こった事。何を認め誰を信ずれば良かったのかーベルリンを舞台に他国の綱引きがリアルだ。あの状況下で、そこで暮らす子ども等に何の罪があるだろう。そして同じ市民の中で何が行われていたのか・・アウグステの思いが真実に辿り着いた時、それでも自分の良心に従うのが痛いほど清々しい。ベルリンの空の下、草木の影、建物に隠れて私の意識はそこにいた気がするが幕間が無ければ挫折してたかも・・深緑作家の力作。

2019/01/07

のぶ

最初、登場人物の名前に馴染めず、ペースが進まなかった。次第にそれにも慣れ、物語の世界に入り込んで行った。舞台は米ソ英仏の4ヵ国統治下におかれたベルリン。アメリカ軍の兵員食堂で働く少女、女アウグステの恩人にあたる男が、歯磨き粉に含まれた毒により不審な死を遂げる。冒頭はこんなミステリー仕立てで始まるが、物語の中心は戦後ベルリンの人物によるドラマの要素が強い。人物造詣もしっかりとしていて、各章に挿入される幕間の戦時下の悲惨さが心を打つ。翻訳小説を読んでいるような骨太の文章が印象的な作品。

2018/10/27

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