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私たちはどこから来て、どこへ行くのか: 科学に「いのち」の根源を問う (単行本)

私たちはどこから来て、どこへ行くのか: 科学に「いのち」の根源を問う (単行本)

私たちはどこから来て、どこへ行くのか: 科学に「いのち」の根源を問う (単行本)

作家
森達也
出版社
筑摩書房
発売日
2015-10-22
ISBN
9784480818430
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私たちはどこから来て、どこへ行くのか: 科学に「いのち」の根源を問う (単行本) / 感想・レビュー

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黒猫

科学はほんとにダメだ。わからない。読むのが苦行のようでした。結局私たちはどこから来てどこへ行くのかわからないのかーってオチもあり、科学も化学も苦手なのは高校の時から変わってないなと苦笑してしまいました。この中の学者が一人、「細胞分裂は回数券みたいなもので、あらかじめ人が細胞分裂する回数は決まっていて体に悪いことをすると細胞分裂が早まって回数券が早くなくなる」という話は妙に納得してしまった。まあ、科学はもういいや。

2018/08/23

白義

人は死んだらどうなるのか、宇宙や生命はなぜ存在するのか。通常ではそのまま科学の問いに登ることはないいわば究極の問いを中心に、各科学の専門家にインタビューしたニュージャーナリズム的手法の良作。選ばれた面々は村山斉や長沼毅、池谷裕二などそうそうたるメンバーで、ナイーブだが愚直にきわどいところも避っけずに踏み込む森達也の聞き方もあり、問題提起としてはかなり面白く仕上がっている。ネオ・ダーウィニズムや人間原理など、一見目的のないような世界にしかし目的を感じる、科学では禁断の領域にしかし誘惑される科学者は多いようだ

2017/04/22

栗 餡子

この哲学的な命題に最先端の科学者が対談方式で語る濃いい内容の一冊。文庫化されないかなぁ"(-""-)"

2016/03/22

阿部義彦

ドキュメント作家(?)の森達也さんがPRちくまに連載した、対談集の書籍化。根源的な問に、著名な科学者が正直に答えます。哲学、量子力学、進化論、脳科学等の最前線が分かります。中二病。「自分がヒトである限りこの命題を解く事は未来永劫無理だと。」視点が違えば見方が変わる。「問題の根源は新聞テレビを、自分というフィルターを通さずに鵜呑みにしてしまう事でしょうね。」「だからベストセラーが生まれやすい」「皆が読んでるから」「皆が買うから自分も買う。その衝動の強い国です。」私は誰か、なぜ死ぬか、何を信じるか?

2016/01/15

maki_kus

生粋の文系と自称する著者が、生物学者、脳科学者、人類学者など10人の知性と「人間とは何か、なぜ死ぬのか」などついて対話し、あえて自らのフィルターを通してこの貴重な経験を開陳しています。著者バイアスを差し引いても、生命と世界の成り立ちに迫ろうとする先端知性との対談は非常に有用です。読んでいるかなりの時間、知的興奮に晒され鳥肌が立ちっぱなしでした。私も死について明確な回答が得られなくても、人間の来し方行く末を考え足掻きます。願わくはこの本が他の誰かに届くことについて、私の足掻きが少しでも力添えにならんことを。

2015/11/15

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