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グレン・グールドのピアノ

グレン・グールドのピアノ

グレン・グールドのピアノ

作家
ケイティ ハフナー
Katie Hafner
鈴木圭介
出版社
筑摩書房
発売日
2011-08-08
ISBN
9784480873668
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グレン・グールドのピアノ / 感想・レビュー

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蘭奢待

主人公はCD318と名付けられたスタインウェイのコンサートグランドピアノ。自分に合うピアノを世界中を探し回っては落胆を繰り返すグールドが偶然カナダで遭遇。そのピアノを盲人の調律師エドクィストが神経質なグールドの注文に沿って精密な調律、整音を施す。しかしそのピアノとの蜜月は輸送中の落下事故で終わることになる。グールドとスタインウェイとの関係、1981年の2回目のゴルトベルク変奏曲でヤマハを使った経緯、グールドに愛人がいたこと、早逝に至った様子、その後の彼のピアノ。知らなかった事が多く楽しめた。おススメ。

2019/10/13

とす

グールドの伝記のようなものかと思って手に取ったが、彼の楽器中心の本だった。グールドが出てこない部分が全体の半分くらい。盲目の調律師という組み合わせに驚かされた。これを読んでグールドの演奏の聴き方が変わることはなかったが、ゴルトベルク変奏曲を通して聴くきっかけになった。

2016/11/09

kinaba

よかった。手足となる道具への執拗なこだわり。一つの録音に何度も重ねる調律。"ある楽曲について自分に言うべきことがなければ、演奏してはならない" / "たとえ好みではない曲でも、自分に言うべきことがあれば録音した"。かっこいい

2012/11/08

Mana

めちゃくちゃ感動でした。グールドだけでなく、時代背景・ピアノ・調律師等々のほか、彼の死後についてのエピソードなど、とても丁寧に書かれていて、彼の人となりがすごく伝わりました。

2012/01/31

takataka

グレン・グールドが好きな方にはお勧めですよ。

2011/10/04

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