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美術、応答せよ!: 小学生から評論家まで、美と美術の相談室 (単行本)

美術、応答せよ!: 小学生から評論家まで、美と美術の相談室 (単行本)

美術、応答せよ!: 小学生から評論家まで、美と美術の相談室 (単行本)

作家
森村泰昌
出版社
筑摩書房
発売日
2014-07-24
ISBN
9784480873743
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美術、応答せよ!: 小学生から評論家まで、美と美術の相談室 (単行本) / 感想・レビュー

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miu

モリムラさん。モナリザになったりマリリン・モンローになったりしてるモリムラさん。そのモリムラさんが美術について真面目に応えている。真面目すぎて美術初心者の私にはちょっぴり難しかった。質問者も多岐にわたる人々。香山リカ先生やアラーキー、小学校や美大生の親。なかなか手強い美術だけども、少しずつ仲良くなっていきたい!

2015/05/01

kiho

森村さんという方をこの本で知ることになり、作品を見ずにいたことを悔いる思い…美術のことを、さまざまな方とのやりとりの中で、楽しくワクワク伝えてくれる⭐だからこそ存在感があるんだろうなぁ♪美術というより生き方論として、印象的な言葉が多々…。

2015/06/22

かつどん

読後、美術ってなにですかと聞かれたら「なにかしらに対しての、わかりにくい回答」だと思えます。テーマや対象物という「主」に対しての美術家からの「従」という関係。独りよがりっぽそうで、繋がりありき。そんな風に感じます。応答が美術であると思った時に、それではこの本もまた美術ではないかとも思いました。美術ほど無個性の排除が必要なことって、なかなか無いのでは?だからこそわかりにくいものであるようですね。著者の応答を通じて、美術の多義的な一部分に触れ、体感的な理解度が増したように思えました。

2017/01/03

nizimasu

目を覚まさせられたような本。美術の持つ「社会と独白の間にある物語」という言葉にははっとさせられた。そうなのだ、美術や文化は人が行きていく上では必要ないということも言えるが、その個人の表明が共感を呼び、受け継がれていく。そして時空も超えていくという行為はなんともいとおしい。また、画家の評価がその場で認められるかどうかは、それぞれの作品の評価が定まるのはいつの時代かわからない。それゆえに失敗作というのはないというのも何とも痛快だし、真摯な美術への向き合い方にとても共感しました

2014/12/06

魔魔男爵

3.11のせいで岩手県立美術館で9月開催予定の森村泰昌展が潰れた顛末が一番興味深かった。皆とは逆を行く天邪鬼な森村は、被災地支援など一度もした事がなかったが、作品発表するのが美術家だと、予定通り作品発表(女装)しようと被災地の宿で綺麗な女もののベベ着て化粧したが、余震が酷くて、被災地の瓦礫の中に女装して屹立する事は出来なかったそうです。「皆が泥だらけになって瓦礫撤去してるのに、女装とは何事か!」という圧力に負けたようにも読めます。森村には次こそは女装して被災地に立って欲しい。フリーダとゴヤの身障ネタも良。

2017/08/10

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