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鰻にでもする?

鰻にでもする?

鰻にでもする?

作家
平松洋子
出版社
筑摩書房
発売日
2010-08-27
ISBN
9784480878267
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鰻にでもする? / 感想・レビュー

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ぶち

鰻にでもする?。いかにも気軽な様子を装っているけれど、とんでもない。大決断が隠れている。晴れやかさ、興奮、誇らしさが、"xxxにでもする?"という言い方には籠っています。そして、胸の中では "いいのかなぁ、こんな贅沢しちゃって" と、こっそりとつぶやくのです。鰻とか、デパ地下で見かけた有名駅弁とか銘菓とか、猫の可愛らしい置物とか、旬の肴とお酒とか、いろいろ贅沢して喜んでいます。自分もずいぶんおめでたいなぁ、と思います。でも、それでいいじゃないか、人生それでどうにかなるんじゃないかとも思うのです。

2019/11/21

ドナルド@灯れ松明の火

読んだことがあるなぁと思ったら、文庫「買えない味2 はっとする味」の元本だった。ややこしい改題するなよなぁ。 料理や食器、調理道具など食にまつわる、素晴らしいエッセイである。お薦め

2018/06/04

Megumi Ichikawa

「夜中にジャムを煮る」の作者。「夜中にジャムを煮る」を読んだときはジャムを作りたくなった。この本を、読んだら冷蔵庫をスカスカにしたくなった。あとがきにある「手持ちの時間が贅沢なものにすり替わっている」気分の一端を「鰻にでもする?」の表題にこめたそうだ。「些細なよろこびの堆積が日常の土台ではないか」という言葉が好き。

2015/09/08

まー

平松さんのエッセイは、読んでいて脱帽しき。丁寧な日常に、我が身を振り返ってひれ伏したくなります…。それでも見かけるとついつい読んでしまうんだよな~

2015/04/19

sawa

★★★★☆ 上品な雰囲気のする文章だけど、黒胡椒をペンチで割ったり、肉の骨をかじったり、電車でカップ酒を飲んだり、焼き鳥の串を外して食べる人にイライラしたり、ワイルドな部分もちらほら。このバランスがいいんでしょうね。自慢料理だという「ミントのピラフ」、一体どんな味なんだろう。(図)

2012/10/24

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