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フジ子・ヘミング 我が心のパリ

フジ子・ヘミング 我が心のパリ

フジ子・ヘミング 我が心のパリ

作家
フジ子・ヘミング
出版社
CCCメディアハウス
発売日
2005-02-25
ISBN
9784484052021
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フジ子・ヘミング 我が心のパリ / 感想・レビュー

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ヒロミ

ピアニスト、フジ子ヘミングさんの二作目のエッセイ集。ブレイクしてから移り住んだモンマルトルへの愛やパリの路上に消えて言った名もなき芸術家たちへ自らを重ねたり、やはりフジ子さんのやさしさが沁みる一冊。フジ子さんが絵を描くことへの楽しみを綴った話もあったりして楽しい。写真も美しく、自由で美しいけれど孤独なパリの姿を垣間見ることができる。

2017/07/06

ぶんこ

下北沢とパリで半年ずつ暮らしているフジ子さんの、パリでの生活の日々。 モンマルトルとサン・ルイ島のお部屋内部の写真も沢山あって、穏やかな生活ぶりが伺えました。 今日食べるパンにも事欠いた日々を過ごされた事もあるフジ子さんですが、今の満ち足りた生活を得られたことに、拍手をおくりたいです。 猫がお好きで、パリでは2匹の猫と生活され、日々癒されているそうです。 アールヌーボーの世界が好き、ヘビースモーカーと、私とは好みが違うものの、それらを引っくるめて素敵な方でした。

2015/07/11

アキ

タバコを手にパリのカフェで街ゆく人を眺めながら昔を思い出しているフジコの姿は絵になる。11月にコンサートで姿が拝めるので、それまでにフジコ関連の本はすべて読みます。そして彼女の人生をまるごと感じます。どうやって明日を生きるか考えてた頃に、生活の拠点をパリ・モンマルトルにおき、全世界に演奏活動をするようになるなんて、思ってもいなかったはず。ただ不断の努力を怠らなかったことと、逆境の過去があったからこそ輝くことができた。

2018/09/09

ソバージュ

2005年当時パリにモンマルトルとサン・ルイ島の2つ家を持っていたそう。素敵な部屋や景色の豊富な写真とともに、あの独特な語り口調で文が綴られ、何だかゆっくりと心がほぐれていくようで良い時間が過ごせた。

2019/03/03

kano

寒い日にずぶ濡れでカフェに入ってきた、二匹の犬を連れているお婆さん。ホットミルク2つとカフェオレ1杯、軽食を頼んで、温かいミルクと食事を犬に与えていた。自分も大事そうにカフェオレを飲むのだけど、会計時にお金が足りないことに気づく。それを見ていたフジコさんはじっとして居られず、カフェでお行儀よくしていた犬たちへのご褒美だと足りない分を払う。人間きらいのフジコさんだけど、根底ではきっとそうではない。ただ、邪心を纏わないピュアな世界を望んでいるだけなんだと感じた

2012/07/11

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