哲学者にならない方法
哲学者にならない方法 / 感想・レビュー
Hiroki Nishizumi
こんな風にとぼけてユーモラスな生き方をしたい
2021/10/31
6haramitsu
クスッと笑ってしまう。1944年生まれだから高度経済成長期の東大駒場寮の雰囲気が面白い。 まだ昭和のゆるい感じでありつつ、頭の良い若者のエネルギー、汚部屋、麻雀など、やっぱり昭和だなぁ。 これを読むといつ誰が哲学のブラックホールの重力にとらわれるか全く分からないということが分かる。 哲学恐るべし。
2023/10/04
y
語り口が軽妙で、あっという間に読めてしまいました。 ありえないくらい自堕落な学生生活を送っていた著者ですが、様々なことを何故?と探究する深さはすごいなぁと思いました こういう直接経済的な利益に結びつかない研究を支えていきたいな、と改めて思いました。
2022/08/07
kurashina
既読かもと思いながら読み始め、読み終わった。文章が読みやすく、途中で集中が切れはしたが、すらすら最後までいけた。土屋先生のファンというのもあるが、昔の東大学生の様子も興味深かった。これを読んで哲学に興味を持ち進路を導かれる人もいるかも。
2023/10/19
yamasaki
著者の学生時代の思い出や、ハイデガーやアリストテレスやウィトゲンシュタインに熱中したお話。 お気に入りの部分を要約する。 「『空はなぜ青いの?』と子どもが問う場合、子どもは、科学的な答えを出されても満足できないだろう。なぜなら子どもにとっては、『光散乱の法則が成り立っている』という事実は、『空は青い』という事実と同じ程度に不思議だからだ。科学的な答えは不思議な現象を別のことばで言い換えただけで、不思議さがなくなるわけではない。」
2023/06/20
感想・レビューをもっと見る