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デス・レター (創元日本SF叢書)

デス・レター (創元日本SF叢書)

デス・レター (創元日本SF叢書)

作家
山田正紀
出版社
東京創元社
発売日
2020-08-31
ISBN
9784488018412
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デス・レター (創元日本SF叢書) / 感想・レビュー

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本の蟲

「急いだ、急いだ、お前の大切な人(ラブ)が死んじまうぞ」同名のジャズの歌詞が書かれたデス・レター。不思議な説得力を持つその手紙を受け取った人は、実際に大切な人(あるいはモノ)が死んでしまったという。手紙を渡してくる白いつなぎを着た少女を追って、「ぼく」は関係者にインタビューをしていくが…。人は物語にとらわれて演じてしまう。わかるわー、と頷ける1話の終盤からどんでん返しで、あとも二転三転四転五転する物語。セカチュウ。ジャズ。ヘミングウェイ。不思議の国のアリス。想像力の爆発がすさまじい良作

2020/09/19

ふかborn

死神の十八番を奪い、人々に死期を仄めかす手紙を届けるウサギちゃんが登場。これって…少し不思議で推理もありのホラーミステリもの?!として読んでいると最後の最後で、えっ宇宙を漂うオデュッセイアとは何ぞや…???な、少し不思議どころか、がっつりSFに変身してしまう。取りあえずAIに死神ってルビ振っちゃうのとか、六人をひとかたまりにして夢を同期しちゃうのとか、たいがい強引やな…とか思う。もう少し物語が欲しい。

2021/07/28

黒猫堂▽・w・▽

ある日突然白いつなぎを着た女の子から手紙を渡されるとそこには「急がないとお前の大切な人(ラヴ)が死んじまうぞ」とだけ書かれている。「死神」の「ぼく」は不思議なデス・レターを配達する女の子を探すため受け取った人々にインタビューを試みるが… 死神の登場する不思議な物語、が最後にはSFとして決着する。リーダビリティの高さに油断していると足元をすくわれ壮大にして非情な(物語内の)現実がたち現れる。全体の印象として男って頼りないよね、という気持ちに

2020/10/27

桔梗屋

大切な「人」(=ラヴ)の死を告げる手紙を渡す、白いつなぎをまとった少女。連作短編の各話で、ほんの一節だけ現れる彼女の姿を追いかけているうちに、一見「現実」っぽいお話にほんの少しだけ紛れ込んだ「すこし、不思議」だったはずの要素が、徐々に、毎度おなじみ山田正紀一流の濃いめで重めで硬めな「ハードSF」の中核として、話の中心に確たる位置を築き上げていることに気付く。その硬質さが人智を超えるレベルであるが故に、それまでの抒情的な描写が実は「作り物」であったことの衝撃が凄まじい。「書ける」作家の筆力にねじ伏せられる。

2021/04/26

ハッピー

【図書館】ダ・ヴィンチの新刊情報で気になった初読みの作家さん.ぼくは職業がら人を探すのが得意だ.人と話をするのも嫌いじゃない.けれども名前も知れぬ「彼女」を探し出すのは,いささか難航せざるをえなかった…不特定多数の人に届けられる彼女からの手紙には,いつも「おまえの大切な人がもうすぐ死ぬ」と不吉な予告が書かれていたのだった.不思議な感覚のするSF小説.

2021/04/03

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