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グラスバードは還らない

グラスバードは還らない

グラスバードは還らない

作家
市川憂人
出版社
東京創元社
発売日
2018-09-12
ISBN
9784488027933
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グラスバードは還らない / 感想・レビュー

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W-G

全作通して、アベレージが安定している。犯人の意外性を重視していない作風で、そこが功奏。まさに鮎川哲也賞作家。今回はパニック物のスパイスを振りかけ。何気に真相は複雑。シリーズの特徴として、探偵役のマリアが完全直感型で解決編の醍醐味が少ないこと。また読者はマリアよりかなり多目に情報が開示されるので、真相を見抜きやすい&マリアの予想が的中し過ぎで胡散臭くなること。そして、"物語世界内でならば可能であろうこと"まで想定して推理しなければならず、確信を得づらい、などがある。特に今作はそう。でも段々癖になってきた。

2018/09/21

しんたろー

待望の3作目…このシリーズの魅力は80年代を舞台にした「SFミステリ」的な世界観だと思うが、乱暴で猪突猛進型の美形・マリアと頭脳明晰で皮肉屋の日本人・漣のコンビの活躍ぶりも楽しみな要素…本作はマリアが『ダイハード』並に奮闘したり『S.ホームズ』並に名推理を発揮してワクワクした。前2作の創造物も重要な役割として登場するし、引き続きマリアに利用されるジョンも頑張っていて嬉しい。架空の物質が多いので本格推理ものとしては納得度が低いが、エンタメ要素満載で良質なアミューズメントパークで遊んだような気分になった。

2018/10/31

nobby

個人的にはシリーズ3作目が一番好み!誰しもを魅惑させるグラスバード〈硝子鳥〉、華麗な姿ばかり気になるのは既に虜状態…物語はガラス技術に関わった男女4人のいわゆるクローズドサークルな恐怖と、マリアが超高層ビルでの爆発火災に巻き込まれ70階に取り残されての危機が交互に描かれる。この少しずつズレた時間軸や、お互いの事柄が微妙に噛み合わない様が歯痒くも絶妙!相変わらず推理過程での思いつきや無理やり感は否めないが、突飛で驚愕な真相に至り感嘆する。空想・理系で展開盛り上げながら、人間の汚い要因が生むラストはせつない…

2018/12/24

モルク

マリアと漣コンビのシリーズ第3弾。不動産王ヒューは所有するタワー最上階にて輸入が禁止されている希少動物を飼育していた。タワーを捜査で訪れた二人は爆破テロに巻き込まれ、特にマリアは崩落し火に追われる非常階段で危機一髪、漸く空いたドアから部屋に入るがそこで刺殺体を発見…。グラスバードって一体どんな鳥?実在するのとかいろいろ考えたが全く想像出来なかった。最後の解決でなるほど…。少しやりきれないラストだったが前二作のアイテムが出てきて嬉しい。続きが出たらまた読んでしまうんだろうな。

2020/02/24

yu

Kindleにて読了。マリア&蓮シリーズ3作目。これは、順番どおりに読んだ方がよい作品。いきなりジェリー・フィッシュとか青いバラとか出てきても、何のこっちゃ?となりそう。今回のお話は、何とも切ない。やはり、人間として生きるからには、倫理観は必要ですよ。こんなクズは殺されて当然と思う反面、殺してしまった側が切なすぎる。冒頭のお話も、最後につながるかと思うと、より一層悲しくなる。グラスバードっていう言葉に憎悪しか持てなくなる。

2019/09/07

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