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月虹の夜市 (日本橋船宿あやかし話)

月虹の夜市 (日本橋船宿あやかし話)

月虹の夜市 (日本橋船宿あやかし話)

作家
折口真喜子
出版社
東京創元社
発売日
2019-01-21
ISBN
9784488027957
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月虹の夜市 (日本橋船宿あやかし話) / 感想・レビュー

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nico

匂いや音色等、忘れ去られた記憶を蘇らせるものに人はつくづく弱く、心揺さぶられてしまうもの…。見えないモノが見える、不思議な力を持つお涼の周りで起こる摩訶不思議な物語の続編。この世とあの世を行き来する妖しいモノ達がお涼の元に引き寄せられるようにやって来る。第2弾も前回に負けず劣らず、ほのぼのとしたり切なくなったり。チャキチャキの江戸っ子のお涼の気っ風の良さが心地好い。今回はお涼の父親・甚八の話にも泣けた。折口さんの描く「あやかし奇譚」はいつも優しい気持ちにさせてくれて外れなし。第3弾もぜひ書いてほしい。

2019/03/24

はる

寡作な作家さんなので新作が読めるのは嬉しい。前作はほとんど覚えていなかったけれど、問題なく楽しめました。あやかしたち、この世のものならぬものたちとの物語ですが、あくまで描かれているのは人の情。そのあたたかさ、誠実さが折口さんの魅力。ただ今作は物語の芯がはっきりしないせいか、やや中途半端な印象です。登場人物は魅力的で、その真摯な生き様はとてもいいのですが…。独特の雰囲気が好きな作家さんなので、もっといろいろ読んでみたい。

2019/03/18

真理そら

『おっかなの晩』の続編。だが時系列が入り乱れているので、これを読んでからもう一度『おっかな~』を読むと楽しいかもしれない。「小正月と小僧」は小道具?のヤマネがかわいい。一見普通の少年少女の話のようで妖しい「約束」が好きだ。お涼の不思議さを知っても動じない吉弥が好ましい。お涼は祖母の志乃、父の甚八と同様「みえる」体質だけれどその体質をおおらかに受け止めて生きているのが頼もしくて好きだ。

2019/10/21

ポチ

全編を通して流れる優しさや儚さが、妖や不思議とうまく調和していて、とても良い読後感を味合わせてくれる。もっと読みたいです。

2019/04/24

九月猫

シリーズ第2弾。肝が据わっていて情にはもろいお涼さんが好きだったので、また会えてうれしい。前作と同じく前半がお涼さんメインで、後半が過去話。前半では表題作がお気に入り。オチに思わず笑いが。やきもち焼きの上に人使いの荒い旦那様だなぁ☆ 後半は甚八のルーツを描いた二篇にほろり。「常世の夜」現世での生活が常世にもあって、そちらに行った魂は常世の自分と混じり合う。そんな風に思えたら、見送るほうも見送られるほうも穏やかでいられるのかもしれない。「痣」の一人で行くんじゃないというお慶さん。懐の深さにじんとした。

2019/02/26

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