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星天の兄弟

星天の兄弟

星天の兄弟

作家
菅野雪虫
出版社
東京創元社
発売日
2021-08-24
ISBN
9784488028442
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星天の兄弟 / 感想・レビュー

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タカギ

互いを思いやる兄弟が尊い。ヘソクとヘリョンは7歳差の母親の違う兄弟だが、とても仲が良い。賢く、容姿も優れている。都の第2王子の家庭教師をしていた父が、謀反に加担した疑いで投獄されたことから兄弟の運命は狂い始め、やがて離れ離れに生きることになる。兄弟の他にも、旅芸人のカシラや使用人のエギョン、ヘリョンが王立学校で一緒になるジュンギなど、魅力ある登場人物が多い。弟のために自分を殺すことにしたヘソクがいつか解き放たれるといいなと思う。互いを思っていても心が離れることはあるのだ。

2021/09/27

あおでん@やさどく管理人

別々の道を歩みながらも、それぞれの方法で国を良くしようと奮闘する兄弟。力を持っても驕らず、人々のために尽くす。それが信頼を得ることにつながる。そこに父親の生き様の面影があったのは間違いない。

2021/10/23

Ayano.@柚とカレカノ@低浮上気味

そういえば読んでたな...

さとみん

柔らかい語り口だが内容は苦い。家族がお互いを思いやっていても、言葉にしなければ伝わらない事がある。守れなかった約束、離れてしまった心の距離。だけどこの兄弟はお互いの存在に救われている面もあるように見える。兄弟が出会う人たちも魅力的で、特に王都でのお金の使い方と、人生におけるバクチの打ち方が面白かった。そしてこれは王子視点で語られると全く違う物語になりそうなんだけど、一冊で終わりかな?

2021/10/12

まさ公

ヘソクだけが長男という立場に縛られて我慢の人生になってしまったように思えた。兄弟ともに力を合わせてという展開だと思ったら意外と辛口な物語でした。

2021/09/20

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