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恐怖の谷【新訳版】 (創元推理文庫)

恐怖の谷【新訳版】 (創元推理文庫)

恐怖の谷【新訳版】 (創元推理文庫)

作家
アーサー・コナン・ドイル
深町眞理子
出版社
東京創元社
発売日
2015-09-30
ISBN
9784488101237
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恐怖の谷【新訳版】 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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LUNE MER

本当はホームズもの以外で売れたかったらしいコナンドイル。長編を二部構成にして事件以前の物語を独立したひとつの中篇として読めるように書いているのは、もしかするとホームズを撒き餌にして自分の書きたい小説に読者を誘導したかった故かも?とふと思ってみたり。モリアーティが名前だけ登場する本作は、「最後の事件」との齟齬なども取り沙汰されるが、ストーリーは長編の中でいちばん好き。

2022/06/29

まえぞう

ホームズの有名な長編で、二部構成になっています。どちらも人物の入れ替わりが鍵になっています。このやり方を踏まえた他の作品に触れたことのある身からは途中で気がついてしまいますが、ちゃんと楽しめました。個人的には前半の方が好みです。

2022/08/06

スズコ(梵我一如)

久しぶりにホームズ再開。私にとってホームズはイライラ、ヒリヒリする落ち着かない気持ちの時によく合うのかもしれない。話しの展開的に、ホームズこんな斬新なこともしてたの!?と満足な一冊。あんまりホームズ出てこないけども。

2023/02/14

sakadonohito

2部構成の長編。2部がアメリカでの過去回想という1作目「緋色の研究」に似た感じ。自分は長い過去回想があるの好きじゃなくてあまり楽しめなかった。前半のホームズが出ているパートは面白く感じた。2部は一応、ハードボイルドもののはしりととることもできるので歴史的意義のある作品とは思います。

2024/01/29

spica015

第一部もホームズのキャラクターに翻弄されつつ、意外な展開で面白かったが、がらっと雰囲気の変わる、そして殆どホームズが出てこない第二部の方がわくわくして読み応えがあった。この第二部を読むと、作者のコナン・ドイルは、作家としてホームズものだけにとらわれたくなかったのだろうなと改めて感じる。とはいえ、ラストまで読むと今後のホームズ対モリアーティーの物語が気になってしまい、これが最後の長篇だというのが惜しまれる。

2018/12/24

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