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エラリー・クイーンの新冒険【新訳版】 (創元推理文庫)

エラリー・クイーンの新冒険【新訳版】 (創元推理文庫)

エラリー・クイーンの新冒険【新訳版】 (創元推理文庫)

作家
エラリー・クイーン
中村有希
出版社
東京創元社
発売日
2020-07-22
ISBN
9784488104443
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エラリー・クイーンの新冒険【新訳版】 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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W-G

事件自体も真相解明のロジックも、解説にあるように、『エラリー・クイーンの冒険』より見劣りするのはたしか。しかし、読み口のあたりの良さというか、とっつきやすさはこちらの方が上ではないだろうか。著者クイーンの文章の癖なのだろうか、もってまわった語りのせいで、物語冒頭で人物の相関関係がわかりづらかったり、状況が頭に入ってこないことがたびたびあったが、前作よりは改善されている。シャーロック・ホームズの作品群も、後半は探偵が出張る必要のないような、些細な事件がたくさんあるが、同じような経緯を辿っている。

2021/04/13

Kircheis

★★★☆☆ エラリー・クイーンの短編第2弾。 まず名作と言われる中編『神の灯』で幕を開ける。これは確かに意外かつ論理的な解決でさすがクイーンといった感じ。後に横溝正史がジュブナイルでこのトリックを転用している。読後感も爽やかだ。 他には前作の流れを引き継いだ「冒険物」が4作、『ハートの4』でエラリーと付き合うことになったポーラ嬢とスポーツにまつわる事件を扱う連作が4作収録されている。どれも中々のクオリティ。 ポーラは本気でエラリーに尽くしているのにエラリーが若干遊びぽいのが気になった(笑)

2021/01/17

セウテス

【エラリー・クイーン短編集】〔再読〕綾辻氏の「黒猫館の殺人」の感想にも書いた、「神の灯」を含む短編集。屋敷が丸ごと一夜にして消失してしまう大掛かりなトリックと、その裏に隠されたもう一つのトリック。多くの作品の種になったであろう本作は、オマージュ作品を思い出しニンマリとしてしまう。4作の「冒険もの」と「スポーツもの」はトリックもさることながら、味のある登場人物が楽しめるシリーズだろう。如何せんエラリーは個性豊かな女性たちに、案の定振り回されてしまうというのも、本作ならでは。短編だからこその、軽快さが良い。

2020/09/16

中原れい

ちまちまと読んでました。スッと入ってくるから新訳すてきだなあ^^ 神の灯はもちろん、短いぶん謎解き部分が凝縮されて雪崩打ってくるこの感じが愛されるわけですよ~これ!欧米の作は時代の古いころから国際色豊かなのも驚かされるところ、日本も盛んに出してくれてますがアジア全部混じってるのはご愛敬。カギワ・ジトって元はどこのどんな名前だったやらwゆっくりしか読めなかったけど堪能しました。

2023/01/04

yukision

久しぶりのエラリークイーン。荒野の屋敷が一夜で跡形もなく消え去るという「神の灯」が読みたくて手に取った。他の8篇もそこそこ良かったが,やはり「神の灯」が一番だった。

2021/09/16

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