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不吉なことは何も (創元推理文庫)

不吉なことは何も (創元推理文庫)

不吉なことは何も (創元推理文庫)

作家
フレドリック・ブラウン
越前敏弥
出版社
東京創元社
発売日
2021-09-21
ISBN
9784488146245
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不吉なことは何も (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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ふみふみ

本の帯は「予想外の展開に驚愕」ですが、所謂軽妙ミステリですから、擦れた私なんかは詰めが甘いよなとか、読者の知らない要素が出てきてフェアじゃないよなとか、そうきたかとか、そんなぐらいの印象です。なので短編の方はクライム・コメディの保険外交員ヘンリー・スミス物の2作が笑えるしユニークに思えました。一方、中編の「踊るサンドイッチ」、こちらは傑作ですね。主人公の刑事が事件を辿っていくサスペンスと彼の心の綾の描写、そして見事な結末に満足です。

2021/10/09

芳原

『真っ白な嘘』に続くミステリ作品集という位置付けだが、前作の出来が良いせいで相対的に見劣りする。ただ、好みに依るところも大きい。今作は落ちの切れ味よりも登場人物の造形と人間ドラマに比重を置いている。とりわけ保険外交員のヘンリー・スミス氏が活躍する二編は面白かった。表題作と『踊るサンドイッチ』は訳者の技が光り、物騒な物語に調和しつつも洒落た文体が素晴らしい。『猛犬に注意』はダールの同名小説を思い浮かべるが、言うまでもなく内容は全くの別物だ。ブラウンもダールも短編の名手だが、ここまで着想が変わるのかと驚いた。

2021/10/15

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