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運命の証人 (創元推理文庫 M テ)

運命の証人 (創元推理文庫 M テ)

運命の証人 (創元推理文庫 M テ)

作家
D・M・ディヴァイン
中村有希
出版社
東京創元社
発売日
2021-05-31
ISBN
9784488240127
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運命の証人 (創元推理文庫 M テ) / 感想・レビュー

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タツ フカガワ

弁護士プレスコットは2件の殺人で法廷の被告席にいた。一つは6年前に自殺と判断された親友の殺害。もう一つは数か月前に起きたプレスコットの秘書の殺害で、2件とも証言・証拠は彼の有罪を示していた。フーダニット小説のお手本のような作品で、真相へ一歩一歩近づいていくハラハラ感がたまらない。本書の前に読んだ『三本の緑の小壜』もそうだったけれど、悪女の造形がとても上手いですね。

2022/01/11

ネコベス

殺人罪で起訴されたジョン。真面目で繊細なジョンに何が起きたのか。四部構成の巧みな語り口で少しずつ真相が明らかにされて行くミステリ小説。1960年代が舞台な為か、人物造形がやや古く感じられ、主人公はうぶ過ぎで妻や友人はやけにやさぐれていたりするのが気になった。結末はあっけないが、窮地に追い込まれる主人公が謎を追求して行く過程がテンポ良くスリリングで楽しめた。

2021/07/14

本木英朗

英国の本格ミステリ作家のひとりである、D・M・ディヴァインの作品のひとつである。法廷では、ひとりの弁護士が刑事裁判の審理を他人事のように眺めていた。彼は二件の殺人の、有罪が確実視された被告人としてそこにいるにもかかわらず。六年前、駆け出しだった男――プレスコットは、友人からある女性を紹介される。ひと目でその美女ノラの虜になったときから、彼の運命は狂いだした――という話である。真犯人が誰かってところも含めて、俺にはさっぱり分からなかった。「四部構成の四部すべてに驚きがまつ」という言葉そのままかなあ。(→)

2021/12/13

stobe1904

【ディヴァインの本格ミステリ】安定して面白い本格ミステリを書き続けていたディヴァインの長編ミステリ。今回は謎解きだけでなく、緊迫した法廷シーンも読みどころのひとつだった。結末にいたる伏線の巻取りについては少し強引なところも感じたが、ディヴァインならではのストーリーの組み立てのうまさとテンポの良さで十分に補っていると思う。未訳も残り1作となったが、とても楽しみ。読めるのは来年だろうか?★★★★☆

2021/07/23

M H

冒頭で弁護士プレスコットが裁判で窮地に立たされている。何が起きたのか、彼や周囲はどんな人間なのかが徐々に判明する過去パート(2部)が秀逸、強烈。核心を隠しながら忍び寄る不穏な兆候とエグい人物が続々と。こんなヤバいのばっかりいたらそりゃ何か巻き込まれるよ!しかも間抜けな行動でドツボにハマるプレスコット。それは罠ですから!「眠れる虎」っていうかそういうとこだぞ!呆れはするものの、コンパクトかつ起承転結がしっかりしていて、楽しめた。

2022/01/10

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