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濡れた魚 上 (創元推理文庫)

濡れた魚 上 (創元推理文庫)

濡れた魚 上 (創元推理文庫)

作家
フォルカー・クッチャー
酒寄進一
出版社
東京創元社
発売日
2012-08-25
ISBN
9784488258030
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濡れた魚 上 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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セウテス

ラート警部シリーズ第1弾。1920年代のドイツ、ヒトラーが台頭してくる頃の時代を舞台に描かれた物語。歴史上実在の人物を上手く物語に取り入れた刑事もので、北欧ミステリの雰囲気を感じる。ケルンでトラブルに巻き込まれ、ベルリンの風紀課に移って来た主人公ラート警部が、殺人課へ返り咲く為に独自の捜査を行う物語。ラート警部はある日、死体置き場にあった男に見覚えがある事に気づく。自分のアパートの、前の住人を訪ねて来た男であった。後半かなりの伏線が置かれて始め、考えもしない巨大な陰謀へ繋がる様は、大きな期待を感じさせる。

2018/11/29

みなみ

以前ネットで紹介されていたのでずっと気になっていた本。Huluにドラマ版の「バビロン・ベルリン」があったので、まずは原作を読んでみることに。主人公はとある事件で移動してきた刑事ラートで、舞台はワイマール時代のベルリン。主人公の性格がちょっとアレなので、この時代背景だから成り立っているキャラという気がする。上下巻の翻訳物なので構えて読み始めたが、ストーリーはすいすい読めた。全体の感想は下巻でまとめて。

2022/06/16

書斎六尺

1918年に第一次世界大戦が終わりドイツは敗戦国になったが、その影響がまだ残る1929年のベルリンが舞台だ。故郷ケルンからある理由からベルリンの警視庁風紀課(E課)に配属されたラート警部は殺人課(A課)への異動を希望している。そこで殺人が起き一人捜査を開始する。そこにはロシア人が見え隠れし、どうやら大きな背景・裏がありそうで、下巻に期待が持てる。この時代背景の知識があればより楽しめるだろうが、そこは物語の面白さに読書の推進力を求め読み進めよう。タイトルの「濡れた魚」は当時の「迷宮入り」を意味する隠語だ。

2013/05/08

くり坊

1929年ドイツ、ベルリンの警視庁警部が主人公。もちろん、携帯電話はでてこない(^^;; 主人公ゲレオン・ラートのゲレオンって初めて聞く(見る)名前だなぁと思っていたら、作中「変わった名前ね」というやり取りが出てきて、ちょっとほっとする。

2015/05/18

うぃっくす

下巻読んでみないとなんといっていいかわからない。戦後すぐのベルリンの様子は興味深い。ラートが殺した人普通に隠蔽してるんですけどこれどうなるのかしら。

2022/11/26

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