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弁護士アイゼンベルク (創元推理文庫)

弁護士アイゼンベルク (創元推理文庫)

弁護士アイゼンベルク (創元推理文庫)

作家
アンドレアス・フェーア
酒寄進一
出版社
東京創元社
発売日
2018-04-28
ISBN
9784488290047
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弁護士アイゼンベルク (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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ケイ

ドイツ版『羊たちの沈黙』。ハラハラさせながら読ませるが、読んでいる途中も、読んだ後も、何とも嫌な気分になる。その嫌な気にさせるもとは、根っからの悪人が描かれているのと同時に、難民や社会的弱者、キャリアでない女性への蔑みみたいなものが、透けて見える気がするから。必ず次作か出ると思うが、読まないかな。

2018/10/12

のぶ

魅力的なミステリーだった。女性弁護士アイゼンベルクの魅力が秀逸。物語はアイゼンベルクがホームレスの少女から弁護を依頼されるところから始まる。友人のホームレスの男が若い女性を殺害した容疑で逮捕される。その男がアイゼンベルクの元恋人だったと判明する。この設定がまず面白い。仲間と調査を進めるアイゼンベルクだが、怪しげな人物が次々登場しこの過程も読ませる。後半の法廷での場面と、二転三転する捜査も迫力満点。結果、明らかになる真相の意外性も面白かった。この先この著者の本が出たらまた読んでみたい。

2018/07/09

papako

続編出たみたいなこの時期に。momiさんにいただいて。面白かった!ドイツのやり手刑事弁護士のラヘル・アイゼンベルグ。ホームレスになっていた昔の恋人が殺人の容疑者に。弁護をすることになるが。。。そしてアルメニアの女性がコソボからドイツに逃亡してくる描写。二つがどう交わる?なんとも入り組んだ構成だけど、上級検事のシュヴィントと対立す?けど、結局共闘するのがいい感じでした。そして事件だけでなく、娘のユダヤ問題、元?夫との関係など、いろいろ楽しめた。最後に謎も残って、続編どうなる?

2020/01/19

momi

うわっ!!面白いッ!!!いろんな要素が詰め込まれていて満足な一冊です!!凄腕女性弁護士「アイゼンベルク」がホームレスの少女から弁護を依頼されるが…その事件と言うのが遺体の両手を切断し頭に釘で打ちつけた殺人容疑!!その容疑者は物理学者で今はホームレス!!そして…アイゼンベルクの元カレだった!!これ以上は言えないが、設定も面白く二転三転と驚きの展開に一気読み間違いなしの作品!!意味深なラストにワクワクします!はやく第2作が刊行されるのが待ちどおしいッ!!本当に面白いから!!オススメ◎

2018/05/11

キムチ27

優しさ籠る英もの、社会性を如実に反映する北欧モノ、そして独。予想に違わぬ、笑う程の硬派と裏面の問題アルアル人間性。ストーリー展開から面白く、2つの線がどこで合流、如何なる場面でと期待させる。明白に知的、経済的社会上層にいるラヘル。ジェンダーギャップを蹴落すお手本のような彼女がふるう法学知識とプラスアルファのイケイケが笑わせる。元カレ「素敵だった」物理学者の足跡、コソボ・アルバニアの国内事情 無知な部分もあり その意味でも面白い結末。もはやヒロインに人間的魅力あるかなしかは関係性が低くなった感じ

2022/01/03

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