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日本探偵小説全集〈9〉横溝正史集 (創元推理文庫)

日本探偵小説全集〈9〉横溝正史集 (創元推理文庫)

日本探偵小説全集〈9〉横溝正史集 (創元推理文庫)

作家
横溝正史
出版社
東京創元社
発売日
1986-01-26
ISBN
9784488400095
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日本探偵小説全集〈9〉横溝正史集 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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いっくん

『鬼火』漆山万造と従兄弟の代助、モデル女のお銀を交え、愛憎劇の始まり。底無しの諏訪の湖、ゴムの面!三人の毒気に当てられて『探偵小説』はサラッと『本陣殺人事件』で金田一耕助初登場!戦時中、本格ものを書けない時代の鬱憤を晴らすべく書かれたミステリー。『百日紅の下にて』とるに足らぬ男です。廃墟の中の急坂を・・いそぎあしに下っていった。瀬戸内海の一孤島、獄門島へ急ぐために。無茶苦茶カッコいい!『獄門島』言わずもがなの大傑作!『車井戸はなぜ軋る』獄門島のかえりがけの事件。大横溝を堪能できる一冊でした(^_^*)

2016/06/02

旗本多忙

収録『本陣殺人事件』から。あまりにも有名な小説ですが、横溝作品を読んだのはこれで二編目である。じっくり一字一句見落とさぬように読めば多少は経緯的推理が働くかも(笑)その昔、ここ宿場町で本陣を構えていた由緒ある一柳家が舞台となる。探偵金田一耕助を初登場させた横正の探偵推理小説。長男の賢蔵と花嫁の克子が婚礼の夜に血まみれで座敷で息絶えていたのだが、これが密室で当夜は雪が積んでいたのである。3本指の謎の男と怪しい琴の音・・・概ね登場人物が怪しいのだが・・・原因もさることながら、ここまでやるかなあ。好著である。

2021/10/21

Ribes triste

改めて読んでみると、土着的なおどろおどろしいイメージよりも、実は緻密に練られたミステリーと感じました。読み終えてもっと続きが読みたくなります。この分量を一気に読ませてくれるのは、編者の妙ですね。このシリーズ、読みごたえもさることながら、持ち歩けるのもありがたいのです。

2016/05/08

いっくん

『鬼火』漆山万造と従兄弟の代助、モデル女のお銀を交え、愛憎劇の始まり。底無しの諏訪の湖、ゴムの面!三人の毒気に当てられて『探偵小説』はサラッと『本陣殺人事件』で金田一耕助初登場!戦時中、本格ものを書けない時代の鬱憤を晴らすべく書かれたミステリー。『百日紅の下にて』とるに足らぬ男です。廃墟の中の急坂を・・いそぎあしに下っていった。瀬戸内海の一孤島、獄門島へ急ぐために。無茶苦茶カッコいい!『獄門島』言わずもがなの大傑作!『車井戸はなぜ軋る』獄門島のかえりがけの事件。大横溝を堪能できる一冊でした(^_^*)

2008/05/29

Ko

昔の推理小説なんてトリックも簡単で大したことは無いだろうと高をくくっていたけど、読み終わってみるととんでもない勘違いをしていたことに気がついた。私はホームズファンだけど、日本の探偵ではこの金田一耕助シリーズが一番好きかもしれない。一気にこの作者のファンになった。

2023/10/26

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