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密室と奇蹟 (J・D・カー生誕百周年記念アンソロジー) (創元推理文庫)

密室と奇蹟 (J・D・カー生誕百周年記念アンソロジー) (創元推理文庫)

密室と奇蹟 (J・D・カー生誕百周年記念アンソロジー) (創元推理文庫)

作家
芦辺拓
加賀美雅之
小林泰三
桜庭一樹
田中啓文
鳥飼否宇
二階堂黎人
出版社
東京創元社
発売日
2020-08-12
ISBN
9784488400613
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密室と奇蹟 (J・D・カー生誕百周年記念アンソロジー) (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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geshi

カーのアンソロジーだけどそれぞれの作家が好き勝手に「俺のカー」をやっている。芦辺拓作品はラジオドラマ作家の面にフィーチャーしならではの大仕掛けの奇蹟を見せる。加賀美雅之作品はカーのやらなかった鉄道密室をやってのけ探偵の競演まであるファンサービス満点。田中啓文作品は密室を作る理由の反転や「木の葉を隠すなら~」をしっかりと踏みつつ余りの強引なカーへのひっかけに笑っちゃう。二階堂黎人作品はド直球の目張り密室とオカルト色を打ち出し不可能性を演出で見せる。

2020/08/17

Urmnaf

当代一流の作家たちが、それぞれのカー愛を競う。正統派の贋作もあれば、自らの作風を貫いたものもあり、(こじつけもあり、)通してみれば、みなさん、カーが大好きなんだな、と。私も好きです。

2020/08/30

ひさか

2006年11月東京創元社刊から柄刀一:ジョン・D・カーの最終定理を除き、2020年8月創元推理文庫化。芦辺拓:ジョン・ディクスン・カー氏、 ギデオン・フェル博士に会う、桜庭一樹:少年バンコラン!夜歩く犬、田中啓文:忠臣蔵の密室、加賀美雅之:鉄路に消えた断頭吏、小林泰三:ロイス役し、鳥飼否宇:幽霊トンネルの怪、二階堂藜人:亡霊館の殺人、の7つの短編。芦辺、桜庭、加賀美、二階堂のパスティーシュが面白かった。

2020/12/01

うさみP

ハズレのないアンソロ。正確には、06年に生誕百周年記念で単行本として発売された本の文庫版。推理小説をそれなりに読んでいるつもりだが、不思議と古典海外モノは殆ど読んだことなく(旧来の翻訳が苦手)、カーも名前を知っている程度。収録作品も、本人登場モノから現代舞台までバラエティー豊かで、カー自身を知らなくても楽しめたし、知っていればもっと面白かったのだろう。忠臣蔵を題材に使った奇作。雪の密室『閉じたる場』で何故、誅するはずだった吉良上野介が死んでいたのか。『how』と『why』を上手く接続していてよかった。

2020/11/15

spica015

バラエティにとんだJ・D・カーのトリビュート作品集。冒頭の芦辺拓氏の作品が一番カーらしさを出していて、王道の不可能犯罪を堪能できた。最後の一文まで飽きさせない。一方で田中啓文氏のようになぜ忠臣蔵?と訝しんでしまうような変則的な作品もあったが、ちょっとこじつけめいた所も楽しい。総じてどれも読み応えがあり、それはカーが個性的な名探偵を生み出してきたことによるのかもしれない。不可能犯罪ももちろん魅力的ではあるが、名探偵たちが繰り広げる喧しい感じがよく出ていて、それを表現できる作者たちが凄い。

2020/09/30

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