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亜愛一郎の転倒 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M あ 1-5)

亜愛一郎の転倒 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M あ 1-5)

亜愛一郎の転倒 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M あ 1-5)

作家
泡坂妻夫
出版社
東京創元社
発売日
1997-06-21
ISBN
9784488402150
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亜愛一郎の転倒 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M あ 1-5) / 感想・レビュー

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とよキチ

泡坂作品6冊目。亜愛一郎シリーズの第2作目。全8編収録◆前作の『~狼狽』より泡坂氏独特の“味”が増してるように思った。相変わらず秀逸なプロット・特異なロジック・伏線の妙…余すことろなく堪能させて頂きました。それにしても、安定感が半端ない!読了後に幸福感を得ることができた1冊。

2013/02/08

papako

ちゃんとこちらも再読。この巻が一番さくさく読めました。しかし犯人も動機もトリックも本当にいろいろ。結構とんでもない事件ばかり。初読の感想と同じだったけど、『病人に刃物』も追加します。泡妻作品、そんなに読めてないけど、この亜愛一郎シリーズがマイベストは変わらず。『曾我佳城』もいいけど、ラストがあんまり好みじゃなかったもんな。うん、楽しい再読でした。

2020/08/26

papako

続けてシリーズ二巻。今作もテンポよく、亜愛一郎の推理が冴える。そして容姿端麗なドジっ子亜愛一郎さんは、脳内でスーパーマンに変身する前のクラーク・ケントなんです。『争う四巨頭』『三郎町路上』が好みでした。現代の作家がこの作風を真似ると古臭く感じるのに、この方の文章は古臭く感じない。その要因は何だろう。。。

2017/07/08

セウテス

亜愛一郎三部作の第二弾。どれも素晴らしい出来栄えです。三角形の顔をした老婦人が全ての作品で登場しており、彼女を探す洒落た遊びも楽しいです。「砂蛾家の消失」は、合掌造りの大きな家が一夜にして消失する謎の話ですが、某有名探偵漫画で使われたトリックです。年数から言っても此方が本家、オリジナルです。「意外な遺骸」はタイトル通りの、手鞠歌の見立てや死因の謎だけではなく、遊び心いっぱいです。他の作品も謎の提示の意外さ、人物描写の上手さ、話運びの巧みさと、さりげない伏線の置き方に思わず唸る、これぞ本物のミステリーです。

2015/03/04

stobe1904

【亜愛一郎シリーズ②】とにかく読んでいて面白く、キレがよく、そして意外性に富んだミステリ短編集。どの作品も相応のレベルだが、大きな仕掛けでトリッキーな大技が見事に決まる『砂蛾家の消失』は素晴らしい。最終作の『亜愛一郎の逃亡』も大いに楽しみたい。★★★★★

2023/08/31

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