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月光ゲーム―Yの悲劇'88 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M あ 2-1)

月光ゲーム―Yの悲劇'88 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M あ 2-1)

月光ゲーム―Yの悲劇'88 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M あ 2-1)

作家
有栖川有栖
出版社
東京創元社
発売日
1994-07-10
ISBN
9784488414016
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『謎解きはディナーのあとで』の東川篤哉が小説を書くきっかけになった、長編ミステリー。「今読むと不安になるから、あの頃読んでおいて良かった」と語る理由とは?【私の愛読書】

 さまざまな分野で活躍する著名人に、お気に入りの一冊をご紹介いただく連載「私の愛読書」。今回ご登場いただくのは、最新刊『博士はオカルトを信じない』(ポプラ社)で自身初のオカルトに挑戦されているミステリーの名手、東川篤哉さん。そもそも東川さんはなぜ小説を書き始めたのか。そのきっかけを作った3冊のミステリー作品との出会いや作品の魅力について、教えていただきました。

●怖いけどミステリーの面白さがある『犬神家の一族』

——今回教えていただいたのが、横溝正史さんの『犬神家の一族』(KADOKAWA)、赤川次郎さんの『死者の学園祭』(KADOKAWA)、有栖川有栖さんの『月光ゲーム Yの悲劇’88』(東京創元社)の3冊です。子どもの頃から多くのミステリーを読んできたという東川さんですが、この3冊を選んだ理由とは。

東川篤哉さん(以下、東川):僕が大きく影響を受けた3冊を挙げました。子どもの頃、エラリー・クイーンの子ども向けにリライトされた作品を初めて読んで、それからポプラ社のシャーロック・ホームズやアルセーヌ・ルパンを読み、中学生になってから、アガサ・クリス…

2024/3/16

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月光ゲーム―Yの悲劇'88 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M あ 2-1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

W-G

かなり久しぶりに読み直した。新本格第一世代のデビュー当時の作品は、帯のセールス文句にあるように、もはや古典。当初の新本格は、多分に青春小説の側面も持ち合わせており、特に有栖川氏の学生アリスシリーズは色濃く、再読の際には当時の自分の姿がフラッシュバックするようなノスタルジィがあるのが良い。ロジック面では、一人の証言だけで事実を確定させてしまう事があり、ソコが気になると言えば気になるが、クローズドサークルでそんなに都合よく証言を補完しあえる方が不自然なので、これくらいが丁度良い案配なのだろう。面白い。

2016/11/13

Tetchy

デビュー作における有栖川氏の非凡さが大いに引き立った。また内容も題名に「ゲーム」の名を冠しながらも、単なるパズルゲームに終始していない。総勢17名の登場人物はそれぞれ個性を発揮して単なる駒に終わっていないし、殺人事件が起こることに対する登場人物らが抱く心情も丹念に叙述し、読者の共感を促している。山の噴火を単純に奇抜なクローズド・サークルに設定しただけでなく、事件の真相に大いに寄与させているのが技巧の冴えを感じた。真相は納得の範疇。

2009/09/30

勇波

初有栖川作品です。。「双頭の悪魔」が読みたくてまずはここからです。この作品が出てから20年以上経ってるんですね〜。火山の噴火のもと、こちらが恥ずかしくなるような若者の緊迫感のない会話が炸裂です。これも「新本格」と言われた所以でしょうか?もちろん嫌いではありません★

2014/11/23

nobby

学生アリス1作目。デビュー長編にして、クローズドサークル物・ダイイングメッセージと本格ミステリ。何よりは登場人物多い!あだ名で呼びあうこともあり、その把握に四苦八苦…結構影薄い人や似た名前も多く…どんどん読み進めたが、どちらかというと火山の噴火から逃れるスリル感がたっぷり(笑)それにしても、たまたまキャンプで一緒になった男女の数日間がその動機を生むのにはちょっと違和感。

2014/08/12

ダイ@2019.11.2~一時休止

学生アリスその1。デビュー作。クローズドサークルの王道モノ。登場人物の多さと犯人の動機が弱く感じたが、とても楽しめた。

2013/10/10

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