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ドロシイ殺し (創元推理文庫)

ドロシイ殺し (創元推理文庫)

ドロシイ殺し (創元推理文庫)

作家
小林泰三
出版社
東京創元社
発売日
2021-06-21
ISBN
9784488420161
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ドロシイ殺し (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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ナルピーチ

シリーズ3作目のモチーフは『オズの魔法使い』蜥蜴のビルはドロシイ一行と遭遇し、オズマ女王が統治する“オズの国”へと向かう事になるのだが…またもやビルは事件に巻き込まれてしまう。当然の如く本作も小林節がとことん発揮!メルヘン&ミステリー&グロテスクが融合された独特過ぎる世界感はもはやヤスミンの専売特許と言える。原作を読んでたらもっとこの世界感を楽しむ事ができるんだろうが、巻末を見てビックリ!オズシリーズってそんなにあったのか。ビルが不思議の国へ帰りつくのは一体いつになるんでしょうね。

2022/04/23

神太郎

メルヘン殺しシリーズもついに三作目。ハードカバーを買う前に文庫化してしまったので今回は文庫で。不思議の国→ホフマン宇宙ときて次はオズの魔法使いの世界。今までで一番普通かと思いきやいやいやこちらもこちらで実に狂っております(小林泰三の筆のせいなのか?)。今回は現実世界の方があっちの方よりもヤバい人たち(人ならざる人たち)だったので井森君はそれ以上踏み込まなくて正解だったかと(角川ホラー文庫世界に行っちゃうぞ?)。ビル君はいつになったら不思議の国に帰れるのかなぁ?

2021/07/22

肉嬢★

今回の舞台はオズの魔法使い。昔、読んだ記憶はあるけどキャラは思い出せても内容は曖昧のまま読み進めたが、それでも楽しく読めた!オズの世界が幸せかと言われたら個人差があるだろうな~と思った。しかし、この後どうなっちゃうの!??と更に気になったのでこのまま次のシリーズを読む♪

2023/01/13

Junichi Yamaguchi

『おまえはおまえの世界に生きるしかないんだね』… シリーズ3作目。 やはり、このシリーズは楽しい。 童心に帰りながらも大人じゃなきゃ耐えられないような残虐性の高い事件。 次巻がラスト… 期待したい。 しかし、「クララ」を読んでない… 近々のテーマは「クララ探し」。。

2021/08/26

かめりあうさぎ

メルヘンシリーズ3作目。タイトルから分かる通りオズの魔法使いがモチーフ。砂漠を彷徨っていたビルをドロシイが助けてくれて一緒にオズの国に行くが、そこで凄惨な殺人事件に巻き込まれてしまう。地球とオズの国とを行き来しながら、果たして犯人にたどり着くことができるのか。ビルがすごく成長しているというか、井森がビルを使いこなしているという印象。ミステリ的にはわりとあっさり味でしたが、相変わらずの会話劇で楽しく読み終えることができました。

2022/02/25

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