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午前零時のサンドリヨン (創元推理文庫)

午前零時のサンドリヨン (創元推理文庫)

午前零時のサンドリヨン (創元推理文庫)

作家
相沢沙呼
出版社
東京創元社
発売日
2012-10-21
ISBN
9784488423117
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午前零時のサンドリヨン (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

一気に読んでしまいました。約2時間で読了できたことが、そもそも文章といい物語といい、最高の出来である証拠でしょう。386ページもあるのに……。ミステリとしてもすばらしい上に、登場人物の心理の動きなど、とてもすごいドラマになっています。なまじっかな小説ではないですね。今年になってから読んだ中で最高かもしれません(まだ3週間経ってませんが)。マジックを通奏低音のように使い、あくまで本格謎解きとして構築されています。

2014/01/18

黒瀬 木綿希(ゆうき)

須川が一目惚れしたクラスメイト、酉乃は心を閉ざしがちな不思議な女の子。そんな彼女のもう一つの顔は凄腕マジシャン。しかしどこか陰がある。日常に紛れた謎が彼女の才能によって解決され、次第にスケールの大きな話へ展開していく様がスピーディでページ数を感じさせない。 酉乃がマジックを始めた理由。一日に一度しか見せない理由。人に踏み入らない理由が痛々しく、だがその経験がマジシャンとしての今に繋がっているのだから、結果オーライとまでは言えないけど須川がいて良かった。煩悩に塗れているけど、彼がいれば彼女の夢もきっとー

2020/03/27

まりも

女子高生マジシャン酉乃と普通の男子高校生須川が学校で起きる様々な謎に挑む話。いじめ、自殺といったシリアスさはあるけどミステリー自体は軽め。ただマジックと繋げて解いていく手法は斬新で読んでいて感心しました。そして何よりも良かったのが酉乃と須川の恋愛模様でしょうか。二人の距離感が絶妙です。男女二人とも不器用過ぎてイラッとくる瞬間もありましたがそれも含めての甘酸っぱい恋愛模様はは青春時代らしくて読んでいて楽しめました。やたらと出てくる太もも描写もイイね!

2015/01/10

ALATA

「一目惚れっていうのは、恋愛感情って言えるのかなぁ」バーで華麗なマジックを披露する女の子は同級生だった。クラスでは目立たなくても何かの拍子に目に飛び込んでくる瞬間はある。学園で巻き起こる様々な事件をマジシャンの如く鮮やかに解決する学園ミステリー。手品に関する蘊蓄は面白いし、女王様にポチの如くかしずく姿がラブコメ風でいい。マツリカ~の原点なんだなと納得。★3※鮎川哲也賞受賞作。選考過程で笠井さんの選評が「不自然感がぬぐえない」と硬質な指摘。ラノベとして読めばいいのにな・・・

2022/10/24

キングベルⅩ世

日常の謎系青春ミステリ。短編集なんだけど一つの物語としてまとまってるタイプ。男も女もじれったくてまさに青春って感じの話。須川くんがあまりにも男らしくないのでヤキモキするけど、まぁ大団円に終わってよかったね。ミステリ要素は強くないけど青春小説として甘酸っぱさが何とも言えず悶えたくなる。何で須川くんはポチと呼ばれているのか、やたらと太ももの描写が多いのは何故なのかは最後までわからずじまい。

2015/01/06

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